日本プロ野球機構(NPB)は16日、セパ両リーグのベストナインを発表した。顔ぶれを見ると、おおむね“順当”だと言えるだろう。
特にセ・リーグの三塁、外野手は激戦だっただけに、三塁ではリーグ2位タイの28本塁打を放った大山悠輔(阪神)、外野手ではリーグ2位のOPSを記録した青木宣親(ヤクルト)、最多安打の大島洋平(中日)、勝利貢献度WARリーグ2位&盗塁王の近本光司(阪神)が選外となったのも、受賞者を見ると納得できる。
しかし、大勢に影響を与えなかったとはいえ、驚愕とも言える得票があった。「セ・リーグの二塁手」と「セ・リーグの外野手」だ。
【セ・リーグ二塁手得票内訳】
・菊池涼介(広島):161
・吉川尚輝(巨人):104
・ソト(DeNA):20
・山田哲人(ヤクルト):13
・阿部寿樹(中日):11
・吉川大幾(巨人):3
・糸原健斗(阪神):1
同部門は今季、二塁手として史上初となる守備率10割を記録した菊池涼介(広島)が納得の受賞。そして2位には、巨人の吉川尚輝がランクインした。自身初の規定打席に到達した吉川は、持ち前のダイナミックなプレーで何度もチームを救い、巨人の優勝に貢献しただけにこの順位もうなずける。
しかし、下の方を見ていくと、“もう一人の巨人の吉川”ががいることに気づくだろう。「吉川大幾」である。正二塁手の吉川尚と異なり、吉川大はユーティリティを持ち味とし、今季は守備固め中心に一塁1試合、二塁5試合、三塁4試合、遊撃7試合、外野で7試合に出場した。しかし一方で打力に乏しく、今季は12打席しか与えられずヒットも1本のみ。オフに戦力外となっている。
「ん?」と思わないだろうか。今回のアウォードは「ベスト」ナインである。各ポジションの「最高」と考える選手に対して、投票権を持つ記者たちは一票を投じていたはずである。しかし、巨人の二塁手の中でも2番手以下に過ぎない選手に、どういうわけか3票も入っているのだ。もしかしたら何か理由があるのかもしれないが、「吉川尚輝と名前を間違えた」というような、ありえない事態ではないとは信じたいが……。
特にセ・リーグの三塁、外野手は激戦だっただけに、三塁ではリーグ2位タイの28本塁打を放った大山悠輔(阪神)、外野手ではリーグ2位のOPSを記録した青木宣親(ヤクルト)、最多安打の大島洋平(中日)、勝利貢献度WARリーグ2位&盗塁王の近本光司(阪神)が選外となったのも、受賞者を見ると納得できる。
しかし、大勢に影響を与えなかったとはいえ、驚愕とも言える得票があった。「セ・リーグの二塁手」と「セ・リーグの外野手」だ。
【セ・リーグ二塁手得票内訳】
・菊池涼介(広島):161
・吉川尚輝(巨人):104
・ソト(DeNA):20
・山田哲人(ヤクルト):13
・阿部寿樹(中日):11
・吉川大幾(巨人):3
・糸原健斗(阪神):1
同部門は今季、二塁手として史上初となる守備率10割を記録した菊池涼介(広島)が納得の受賞。そして2位には、巨人の吉川尚輝がランクインした。自身初の規定打席に到達した吉川は、持ち前のダイナミックなプレーで何度もチームを救い、巨人の優勝に貢献しただけにこの順位もうなずける。
しかし、下の方を見ていくと、“もう一人の巨人の吉川”ががいることに気づくだろう。「吉川大幾」である。正二塁手の吉川尚と異なり、吉川大はユーティリティを持ち味とし、今季は守備固め中心に一塁1試合、二塁5試合、三塁4試合、遊撃7試合、外野で7試合に出場した。しかし一方で打力に乏しく、今季は12打席しか与えられずヒットも1本のみ。オフに戦力外となっている。
「ん?」と思わないだろうか。今回のアウォードは「ベスト」ナインである。各ポジションの「最高」と考える選手に対して、投票権を持つ記者たちは一票を投じていたはずである。しかし、巨人の二塁手の中でも2番手以下に過ぎない選手に、どういうわけか3票も入っているのだ。もしかしたら何か理由があるのかもしれないが、「吉川尚輝と名前を間違えた」というような、ありえない事態ではないとは信じたいが……。