球界も「#Metoo」運動の流れとは無縁でなかったようだ。スポーツメディア『ESPN』は現地時間16日、先月13日にニューヨーク・メッツのGMに就任したジャレッド・ポーター氏が過去に女性記者へセクハラを行っていたことをすっぱ抜いている。そして、その内容もかなり“過激”だ。
2016年、当時シカゴ・カブスのプロスカウト部門のトップだったポーター氏は、メジャーリーグの取材のために渡米していた外国人記者と接点を持った。しかし、彼女にテキストメッセージを60件送っても無視されると、憤ったポーター氏は女性にわいせつな写真を送り付けたという。
テキストの最初の方は彼女を褒めるものから始まると、次第にどこどこで会わないかというデートの誘いに。途中からはなぜ自分を無視するのか、という風に変わっていった。
もちろん女性は反応しなかったが、2016年8月11日、ポーター氏はロサンゼルスのホテルで会わないかとまたしても誘い、ホテルやレストランの写真を15枚送ると、16枚目は先のわいせつ画像、そして17枚目に、真っ裸の写真を送り付けたのだという。
すっぱ抜かれたポーター氏は『ESPN』の取材に応じ、自身の過去の行いに関して認めた。もっとも、送り付けた写真に関しては自身のものではないと否定。「ジョークみたいなものだよ」と答えており、2016年の段階で女性記者には「完全に不適切であり、ひどく相手を不快にさせるもので、常識に欠ける行為だった」と謝罪しているという。
一方、セクハラ被害に遭った女性は現在帰国し、MLBジャーナリスト業から降りているという。彼女は「もう二度と、このようなことが起きてほしくないから」として、今回の告発劇に至ったようだ。
この一件が明るみに出ると、メッツの球団社長サンディ・アルダーソン氏は「ポーターは正しい判断ができなかった。深く陳謝し、反省を促す」としながら、「球団は真摯にこの事態を受け止め、全従業員の倫理観を高めていく」とし、ポーター氏の進退に関してはまだ決定していないとのこと。
メッツは過去にもフロントオフィスの問題が少なくない球団で、近年はやや停滞が続いていた。しかし昨オフには超金満オーナーが買収し、今季の飛躍を期する大補強を展開。それに水を差すような一件だけに、ポーター氏が引き続きGM職を務めていくのであれば、そのハードルは非常に高いものになるだろう。
構成●THE DIGEST編集部
2016年、当時シカゴ・カブスのプロスカウト部門のトップだったポーター氏は、メジャーリーグの取材のために渡米していた外国人記者と接点を持った。しかし、彼女にテキストメッセージを60件送っても無視されると、憤ったポーター氏は女性にわいせつな写真を送り付けたという。
テキストの最初の方は彼女を褒めるものから始まると、次第にどこどこで会わないかというデートの誘いに。途中からはなぜ自分を無視するのか、という風に変わっていった。
もちろん女性は反応しなかったが、2016年8月11日、ポーター氏はロサンゼルスのホテルで会わないかとまたしても誘い、ホテルやレストランの写真を15枚送ると、16枚目は先のわいせつ画像、そして17枚目に、真っ裸の写真を送り付けたのだという。
すっぱ抜かれたポーター氏は『ESPN』の取材に応じ、自身の過去の行いに関して認めた。もっとも、送り付けた写真に関しては自身のものではないと否定。「ジョークみたいなものだよ」と答えており、2016年の段階で女性記者には「完全に不適切であり、ひどく相手を不快にさせるもので、常識に欠ける行為だった」と謝罪しているという。
一方、セクハラ被害に遭った女性は現在帰国し、MLBジャーナリスト業から降りているという。彼女は「もう二度と、このようなことが起きてほしくないから」として、今回の告発劇に至ったようだ。
この一件が明るみに出ると、メッツの球団社長サンディ・アルダーソン氏は「ポーターは正しい判断ができなかった。深く陳謝し、反省を促す」としながら、「球団は真摯にこの事態を受け止め、全従業員の倫理観を高めていく」とし、ポーター氏の進退に関してはまだ決定していないとのこと。
メッツは過去にもフロントオフィスの問題が少なくない球団で、近年はやや停滞が続いていた。しかし昨オフには超金満オーナーが買収し、今季の飛躍を期する大補強を展開。それに水を差すような一件だけに、ポーター氏が引き続きGM職を務めていくのであれば、そのハードルは非常に高いものになるだろう。
構成●THE DIGEST編集部