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プロ野球

西武ドライチ渡部健人がフリー打撃!譲り受けた“山川のバット“は「細く重かった」〈SLUGGER〉

白鳥純一

2021.02.02

渡部は「ユニフォームを着ると身も引き締まる。『やってやる!』という気持ちが大きくなりました」と語った。写真:白鳥純一

渡部は「ユニフォームを着ると身も引き締まる。『やってやる!』という気持ちが大きくなりました」と語った。写真:白鳥純一

 2年ぶりのパ・リーグ王座奪還に挑む埼玉西武ライオンズは、2月1日に宮崎県南郷市と、埼玉県所沢市で春季キャンプをスタートした。2軍のキャンプが行われる所沢のCAR3219(カーミニーク)フィールドでは、怪我を抱えるドラフト1位ルーキーの渡部健人や、山川穂高らが打撃練習に打ち込み、汗を流した。

 プロ選手としてのスタートを切った渡部は、「ユニフォームを着ると身も引き締まる。『やってやる!』という気持ちが大きくなりました」と、キャンプ初日を総括。2軍で別メニュー調整を続けている松坂大輔投手とも初対面を果たし、「オーラがあり、凄さを感じた。ロングヒッターを相手にどのような配球をされてきたのかを聞いてみたい」と、その印象を語った。そして、かねてからの「憧れ」でもある山川穂高に譲ってもらったバットで、この日のフリー打撃に挑んだ。
 
「これまで使っていたもの(85㎝、880g)よりも、2㎝ほど長く、50 gほど重い」というバットの印象を尋ねられると、「グリップが細い長距離打者向けの形状。このような重いバットも、若いうちに振れた方がいいのではないかと思って選びました。まだ、(バットの使用を)、これまでのバット方がしっくりきますが、重さを変えてみたいと思っています。すごい選手のプレーが、間近で見られるいい機会。(自分自身が)レベルアップをして、チャンスをもらった時に結果を残せるようにしたい」と、新たなチャレンジにも意欲的だ。

 昨秋に右肩を負傷したことにより、ノースローでの調整を続けている渡部だが、「(3月の)実戦では、投球制限がなくなるようにしている。これまで2か月ほど投げていなかったので、その分は肩の張りがありますが、肩がつまるような感覚が徐々になくなってきていて、良い状態だと思います」経過は順調とのこと。

「守備練習は、下半身も鍛えられ、打撃にもつながると思ってやっている。肩を良いコンディションに持っていきながら、怪我をしないようにキャンプを終えたい」と、キャンプでの意気込みを語った。

文●白鳥純一(フリーライター)

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