専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

レンジャーズ有原航平は、グラウンド外の順応も上々「本当に居心地の良い環境」

THE DIGEST編集部

2021.03.02

有原はグラウンド内外でメジャーリーグに順応しているようだ。(C)Getty Images

有原はグラウンド内外でメジャーリーグに順応しているようだ。(C)Getty Images

 テキサス・レンジャーズに移籍した有原航平は、メジャーで初めてのスプリング・トレーニングに参加中だ。首脳陣からの評価も上々なようで、日本時間3月3日に行われるホワイトソックスとのオープン戦で初登板を予定している。

 マウンド上での準備が着々と進む一方で、同様に重要なのが生活面の適応だろう。言語や文化の違いなど、ただでさえ解決すべき問題の多い海外挑戦だが、今回はコロナ禍も重なる。異国の地で暮らす苦労は例年以上に多いはずだ。

 ただ、有原に関しては、生活面での心配はそれほどなさそうだ。米メディア『Fort Worth Star-Telegram』は、グラウンド外で有原が良いスタートを切れたと伝えている。

 通訳を介してではあるが、すでにチームメイトと良い関係を築けており、有原自身も「チームメイトはみんないい人です。コーチと一緒に僕に話しかけてくれる」「本当に居心地の良い環境に来ることができました」とコメント。食事に関しても、妻が日本食を作っているそうで、「ご飯と味噌汁が朝ごはんで出てくるってどう?素晴らしい、有原にとっては」と記事でも述べられている通り、パートナーの存在が助けになっているようだ。
 
 また、記事ではメディア対応に関しても触れられている。2012年のダルビッシュ加入時よりは報道陣の数も“まし”になったそうで、有原本人のメディア対応も「はるかにオープン」だという。「メディアがいなければ、情報は公には伝わらない。感謝しているし、同時にモチベーションを高めてくれる」という本人のコメントからも、余裕は伝わってくる。

 レンジャーズは過去に、ダルビッシュだけでなく大塚や上原、藤川ら7人の日本人を迎えた経験がある。テキサス州ダラスには日系企業も多く、日本人からすれば比較的過ごしやすい街だと言えるだろう。層の薄さが懸念されるレンジャーズ投手陣の中で、球団は有原に「イニングイーター」としての貢献を期待しているという。まずは新天地での生活を整え、万全の状態で開幕を迎えたいところだ。

構成●THE DIGEST編集部
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号