昨年12月末にカブスからの電撃トレードでパドレスに加入したダルビッシュ有は、現地時間3月7日に行なわれたロイヤルズ戦で今春のオープン戦初先発。2回を投げて1安打無失点の好投に、首脳陣や現地メディアなどからも称賛の声が相次いでいる。
多彩な持ち球を変幻自在に操るダルビッシュは、序盤から"らしさ"を発揮した。初回に、1つ目はカーブ、2つ目はストレート、3つ目はスプリットとそれぞれ異なる球種で3三振を奪うと、2回にも力強い96マイル(約154キロ)のストレートで見事に空振り三振に切ってとった。
圧巻のピッチングを披露したダルビッシュには、MLB公式サイト『MLB.com』も注目している。
多彩な変化球を有するダルビッシュのストレートの特殊な使い方に着目した特集記事を掲載したMLBは、「ストレートを多用しないことで、ダルビッシュは逆にそのストレートを生かし、効果的なピッチングを実現している」と分析した。
【動画】154キロ速球にスプリッターも抜群。ダルビッシュが"デビュー戦"で見せた4Kの快投シーンをチェック また、「ダルビッシュにストレートカウントなど存在しない」と綴った同記事は、「むしろ昨年は、打者優位のカウントよりも投手優位のカウントでストレートが多く用いられていた」と言及。今回のロイヤルズ戦でも、カウントを取りにいくのはカットボールやスライダーが中心で、4三振のうち2つをストレートで奪っていると伝えた。
複数の変化球でストライクを安定して取れるからこその投球術だろう。この独特なストレートの活用方法について、ダルビッシュ自身は次のように語っている。
「多くのバッターが僕と対戦するとき、遅いスピードのボールを待つ。それが多分ストレートが効く理由だ」
ダルビッシュのストレートは、96マイルと威力抜群だ。多彩な変化球を頭に入れながら、いつくるのかわからない剛速球に対応するのだから、メジャー一線級のスラッガーたちでも打ち崩すのは至難の業と言えそうだ。
ダルビッシュの「全キャリアを振り返って今が一番良い」という発言に、「反論するのは困難だ」としたMLB。日本の最強右腕への期待は高まる一方だ。
構成●THE DIGEST編集部
多彩な持ち球を変幻自在に操るダルビッシュは、序盤から"らしさ"を発揮した。初回に、1つ目はカーブ、2つ目はストレート、3つ目はスプリットとそれぞれ異なる球種で3三振を奪うと、2回にも力強い96マイル(約154キロ)のストレートで見事に空振り三振に切ってとった。
圧巻のピッチングを披露したダルビッシュには、MLB公式サイト『MLB.com』も注目している。
多彩な変化球を有するダルビッシュのストレートの特殊な使い方に着目した特集記事を掲載したMLBは、「ストレートを多用しないことで、ダルビッシュは逆にそのストレートを生かし、効果的なピッチングを実現している」と分析した。
【動画】154キロ速球にスプリッターも抜群。ダルビッシュが"デビュー戦"で見せた4Kの快投シーンをチェック また、「ダルビッシュにストレートカウントなど存在しない」と綴った同記事は、「むしろ昨年は、打者優位のカウントよりも投手優位のカウントでストレートが多く用いられていた」と言及。今回のロイヤルズ戦でも、カウントを取りにいくのはカットボールやスライダーが中心で、4三振のうち2つをストレートで奪っていると伝えた。
複数の変化球でストライクを安定して取れるからこその投球術だろう。この独特なストレートの活用方法について、ダルビッシュ自身は次のように語っている。
「多くのバッターが僕と対戦するとき、遅いスピードのボールを待つ。それが多分ストレートが効く理由だ」
ダルビッシュのストレートは、96マイルと威力抜群だ。多彩な変化球を頭に入れながら、いつくるのかわからない剛速球に対応するのだから、メジャー一線級のスラッガーたちでも打ち崩すのは至難の業と言えそうだ。
ダルビッシュの「全キャリアを振り返って今が一番良い」という発言に、「反論するのは困難だ」としたMLB。日本の最強右腕への期待は高まる一方だ。
構成●THE DIGEST編集部