3月23日の第93回選抜高校野球大会の第2試合で、まさかの展開が起こった。名門・大阪桐蔭高が、智弁学園との激闘の末、6対8で敗退したのだ。2010年代に2度の春夏連覇を果たした名将・西谷浩一監督が、自身にとっても初めての初戦敗退を振り返った。
「とにかくゲームを作れなかった」
会見で西谷監督は、再三こう繰り返した。
初回、エースの松浦慶斗が、四球などもからんで無死満塁のピンチを招き、いきなり4失点。これについては「もともと立ち上がりのいいピッチャーではないので、一つのポイントになるだろうとは思っていた」と振り返った西谷監督だが、智弁学園の先発、西村王雅の好投は予想外だった。
5回まで大阪桐蔭打線は内野安打1本に抑え込まれ、なかなか点が取れない。「(西村君は)余裕をもって投げられていた」と、西谷監督は脱帽。「本来なら逆にプレッシャーをかけなければいけなかった」と追う展開の苦しさを語った。
6回表に2点を取り返したものの、その裏に二番手の関戸康介が打たれて突き放された。計5人の投手をつぎ込む総力戦は西谷監督も「ちょっと記憶にない」と言うほど、大阪桐蔭としては異例の展開となったが、7回裏にも1点を追加されて追いつけず。“平成最強校”の令和への船出は厳しいものとなった。
構成●SLUGGER編集部
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「とにかくゲームを作れなかった」
会見で西谷監督は、再三こう繰り返した。
初回、エースの松浦慶斗が、四球などもからんで無死満塁のピンチを招き、いきなり4失点。これについては「もともと立ち上がりのいいピッチャーではないので、一つのポイントになるだろうとは思っていた」と振り返った西谷監督だが、智弁学園の先発、西村王雅の好投は予想外だった。
5回まで大阪桐蔭打線は内野安打1本に抑え込まれ、なかなか点が取れない。「(西村君は)余裕をもって投げられていた」と、西谷監督は脱帽。「本来なら逆にプレッシャーをかけなければいけなかった」と追う展開の苦しさを語った。
6回表に2点を取り返したものの、その裏に二番手の関戸康介が打たれて突き放された。計5人の投手をつぎ込む総力戦は西谷監督も「ちょっと記憶にない」と言うほど、大阪桐蔭としては異例の展開となったが、7回裏にも1点を追加されて追いつけず。“平成最強校”の令和への船出は厳しいものとなった。
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