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「何が問題だったか?全てだ」マイナー戦で6四死球3失点の有原航平を現地メディアが酷評

THE DIGEST編集部

2021.03.24

メジャー初挑戦の有原。新環境でのコンディション作りに、やや苦しんでいる様子だ。(C)Getty Images

メジャー初挑戦の有原。新環境でのコンディション作りに、やや苦しんでいる様子だ。(C)Getty Images

 レンジャーズの有原航平が、現地時間3月21日に行なわれたロイヤルズのマイナーチームとの練習試合に登板。結果は4回1/3を投げて3失点、5安打1本塁打と打ち込まれ、四球が4つに死球が2つと制球も乱れた。

 キャンプも仕上げ段階に入り、開幕に向けて結果を残しておきたかったところだが、4回のうち3回は3アウトを取れずに特別ルールによって打ち切りと、不安の残るピッチングとなった。

 米メディアも、このパフォーマンスを厳しく評価している。

『CBS SPORTS』が「この右腕はボールのグリップを得るのに苦労した。初回が終わった後に、ボールの感覚を掴むため、ハンドクリームを塗っている様子が見られた」とボールの滑りに苦しんだ様子を伝えれば、テキサスの地元紙『Fort Worth Star-Telegram』も「アリハラはノット・ハッピーだ。ピッチングは少しも良くなかった」と酷評。

 さらに、同メディアはその原因にコンディションの悪さや疲労などをあげ、「日曜日のアリハラにとって何が問題だったか?全てだ。体の動きが噛み合っていないことが、そのほとんどの問題の原因となっている」と指摘している。
 
 レンジャーズの投手陣は軒並み不調で、「木曜日のマイク・フォルテネービッチに始まり、レンジャーズの先発が苦しむのはアリハラの登板で4連続だ。ピッチャーはよく最悪の時期を春季トレーニング中に迎えるが、おそらくそれがレンジャーズをいっぺんに襲っている」状態だ。

 コンディション、ボールの滑りについては有原自身も自覚しており、試合後には悔しさも口にした。前々から層の薄さが懸念されているレンジャーズ投手陣だが、日本人ルーキーは立て直しに一役買うことができるだろうか。汚名返上に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部
 

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