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高校野球

「大舞台で力を出せるかどうか」が分かれ目――センバツ初のタイブレークに敗れた敦賀気比・東監督が語った課題

SLUGGER編集部

2021.03.24

「勝ちきれなかった」と厳しく振り返った東監督だが、本田の好投など収穫もあったようだ。写真:塚本凛平(THE DIGEST写真部)

「勝ちきれなかった」と厳しく振り返った東監督だが、本田の好投など収穫もあったようだ。写真:塚本凛平(THE DIGEST写真部)

 第93回選抜高校野球大会も5日目に入った3月24日の第3試合。敦賀気比と常総学院の対戦はセンバツ史上初のタイブレークの末、延長13回に常総学院が9対5で勝利。敗れた敦賀気比の東哲平監督が試合を振り返った。

「甲子園という大舞台で力が出せるか、それとも縮こまってしまうかがはっきりした」

 敗因を問われた東監督がまず強調したのはそこだった。常総学院に先取点を許したのは、悪送球や暴投が起因したことも大きかったのだろう。「メンタルも技術も鍛えていかなければならない」と厳しい表情を見せた。
 
 一度は同点に追いついた打線については、「粘り強さは見せてくれた」と言いつつも、「逆に言えば追い越せなかったということでもある。こういうゲームでも勝ち切れるようなチームを作りたい」と課題を口にする。

 また、公式戦登板ゼロにもかかわらず、二番手でマウンドに上がって好投した本田克についても話が及んだ。もともと中学時代に投手を務めていた本田は、秋の練習試合でも何度か登板したこともあるという。3.2回を無失点に抑えた好リリーフには、東監督も「とにかくよく投げてくれた」と手放して称えていた。

構成●SLUGGER編集部

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