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高校野球

「もっと高みを見て、また野球をやろう」――専大松戸・持丸監督が敗戦の中で感じた手応え

SLUGGER編集部

2021.03.25

持丸監督は常総学院高の元監督でもあり、昨年11月に亡くなった同校の木内幸男監督とも親交があった。甲子園に来ると「やっぱり木内さんは素晴らしい監督だった」と感じるという。写真:塚本凛平(THE DIGEST編集部)

持丸監督は常総学院高の元監督でもあり、昨年11月に亡くなった同校の木内幸男監督とも親交があった。甲子園に来ると「やっぱり木内さんは素晴らしい監督だった」と感じるという。写真:塚本凛平(THE DIGEST編集部)

 3月25日の第93回選抜高校野球大会6日目第1試合。1回戦最後のカードは中京大中京高と専大松戸高の対戦となり、中京大中京が2対0で勝利。敗れた専大松戸の持丸修一監督が試合を振り返った。

「チームは素晴らしい成長をしていた。半年あればもっと成長できると思った」

 敗戦こそしたが、持丸監督は手応えを感じているようだった。優勝候補の一角、中京大中京と五分に渡り合うことができたのは大きかったのだろう。

 2失点ながらも、先発の深沢鳳介は中京大中京打線を3安打に抑えた。「走って体力をつけて、9回を投げ切るようにしようと言っていたので、本人もそれに値するような練習をしてきた」とこれまでの取り組みを振り返った持丸監督は、「今日のピッチングは100点だった」とエースをねぎらった。
 
 ポイントになった7回のランニング2ラン本塁打。打球に飛びつきながらも捕球できなかったレフトの吉岡道泰についても、「吉岡としては判断ミスだと思ったのだろうが、私はあれくらい積極的でいいと思った」と語る。

 やはり中京大中京のエース、畔柳亨丞の壁が厚かった。12奪三振で完封した今大会屈指の好投手に対し、「速いボールを打たれても動揺せず、変化球を駆使して抑えてくる。彼は一流のピッチャーですね」と持丸監督は脱帽するしかなかった。ロースコアのゲームは予想していたというが、1点も取れないとは思わなかったという。

 それでも、「一流のチームと戦えて、夏に向けてやるべきことも見つかった」と今回の対戦を総括した持丸監督。「もっと高みを見て、また野球をやっていこう」と選手たちを励ました。

構成●SLUGGER編集部

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