3月26日、ついに2021年シーズンのプロ野球が開幕した。ほぼどのカードも18時前後のプレーボールとなる中で、楽天生命パークで行われた楽天対日本ハム戦は16時スタート。
果たして「2021年プロ野球第1号」は、この試合で生まれた。打ったのは、楽天の1番打者・辰己涼介だ。
1回表、通算10度目の開幕投手を務める涌井秀章が日本ハム打線を三者凡退に抑えて迎えたその裏、本拠地ファンの声援を受けて辰巳が打席に立った。そして、上沢直之が投じた145キロのストレートを一振りすると、打球は風に乗ってぐんぐん伸び、楽天ファンの待つレフトスタンドへ。
新シーズンの幕開けとなる初ヒットを、初球先頭打者アーチという2007年の高橋由伸以来、史上5度目の“偉業”で達成した。
2018年ドラフト1位指名で楽天に入団した辰巳は5ツール・プレーヤーとして期待されていたが、過去2年は特に打撃面で活躍できなかった。昨年第1号を放った際、則本昂大から「守備の人」とイジられていることも明かし、「先輩じゃなかったら泣かせたろかな」という“迷言”も披露。
しかしこの記念すべき日に、見事“守備の人”じゃないことをアピールしてみせた。今季はその資質を全面的に発揮できるのか、非常に楽しみである。
構成●THE DIGEST編集部
果たして「2021年プロ野球第1号」は、この試合で生まれた。打ったのは、楽天の1番打者・辰己涼介だ。
1回表、通算10度目の開幕投手を務める涌井秀章が日本ハム打線を三者凡退に抑えて迎えたその裏、本拠地ファンの声援を受けて辰巳が打席に立った。そして、上沢直之が投じた145キロのストレートを一振りすると、打球は風に乗ってぐんぐん伸び、楽天ファンの待つレフトスタンドへ。
新シーズンの幕開けとなる初ヒットを、初球先頭打者アーチという2007年の高橋由伸以来、史上5度目の“偉業”で達成した。
2018年ドラフト1位指名で楽天に入団した辰巳は5ツール・プレーヤーとして期待されていたが、過去2年は特に打撃面で活躍できなかった。昨年第1号を放った際、則本昂大から「守備の人」とイジられていることも明かし、「先輩じゃなかったら泣かせたろかな」という“迷言”も披露。
しかしこの記念すべき日に、見事“守備の人”じゃないことをアピールしてみせた。今季はその資質を全面的に発揮できるのか、非常に楽しみである。
構成●THE DIGEST編集部