いよいよ2021年のプロ野球が開幕する。頂点を目指す12球団それぞれの浮沈を左右するキーポイントとは一体どこなのか。注目選手も含め、球団ごとに見ていこう。
【2020年成績】
勝敗:55勝57敗8分(4位)
得点:557(1位)
失点:522(4位)
得失点差:+35(2位)
【展望】
昨季は4位に終わったが、得失点差+35は優勝したソフトバンクに次いでリーグ2位。そこに、メジャー7年間で78勝を挙げた田中将大が復帰し、ドラフトでは4球団競合の左腕・早川隆久の獲得にも成功した。田中が24勝0敗と歴史的な活躍を見せた2013年以来のリーグ優勝へ向け、意気が上がる。昨季までのGMから指揮官も兼任することになった石井一久監督も含め、パ・リーグで最も要注目のチームと言っていいだろう。
【2021年のキーポイント】
●打線の得点力をどれだけキープできるか
昨年は浅村栄斗が32本塁打でタイトルを獲得し、チーム全体でもリーグ2位の112本を量産した。しかし、24本塁打を放ったロメロがオリックスに移籍し、浅村以外に2ケタの本数を打っていた選手はいなくなってしまった。しかも、その穴を埋めるはずの新外国人ディクソンとカスティーヨは入国制限でいまだ来日がかなわず、石井監督兼GMは「5、6月くらいまで(外国人打者抜きで)戦わないといけない」と述べている。
現状は決して楽観視できない。オープン戦で好調だった辰己涼介も長距離砲タイプではなく、日本ハムから緊急トレードで獲得した横尾俊健も未知数。しぶとい打者が並ぶのも、それはそれで相手投手には嫌だろうが、やはりパワーが不足していると得点力の低下は避けられない。新外国人たちが戦列に加わるまでの期間をどう乗りきるかが課題だ。
【2020年成績】
勝敗:55勝57敗8分(4位)
得点:557(1位)
失点:522(4位)
得失点差:+35(2位)
【展望】
昨季は4位に終わったが、得失点差+35は優勝したソフトバンクに次いでリーグ2位。そこに、メジャー7年間で78勝を挙げた田中将大が復帰し、ドラフトでは4球団競合の左腕・早川隆久の獲得にも成功した。田中が24勝0敗と歴史的な活躍を見せた2013年以来のリーグ優勝へ向け、意気が上がる。昨季までのGMから指揮官も兼任することになった石井一久監督も含め、パ・リーグで最も要注目のチームと言っていいだろう。
【2021年のキーポイント】
●打線の得点力をどれだけキープできるか
昨年は浅村栄斗が32本塁打でタイトルを獲得し、チーム全体でもリーグ2位の112本を量産した。しかし、24本塁打を放ったロメロがオリックスに移籍し、浅村以外に2ケタの本数を打っていた選手はいなくなってしまった。しかも、その穴を埋めるはずの新外国人ディクソンとカスティーヨは入国制限でいまだ来日がかなわず、石井監督兼GMは「5、6月くらいまで(外国人打者抜きで)戦わないといけない」と述べている。
現状は決して楽観視できない。オープン戦で好調だった辰己涼介も長距離砲タイプではなく、日本ハムから緊急トレードで獲得した横尾俊健も未知数。しぶとい打者が並ぶのも、それはそれで相手投手には嫌だろうが、やはりパワーが不足していると得点力の低下は避けられない。新外国人たちが戦列に加わるまでの期間をどう乗りきるかが課題だ。