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高校野球

「冬場の成長を証明した」東海大相模が巧みな完封リレーで8強進出! 明豊打線が好投手・小園健太を打ち崩す【センバツ】

THE DIGEST編集部

2021.03.26

巧みな投手リレーで逃げ切った東海大相模はセンバツ8強進出を決めた。 写真:塚本凛平(THE DIGEST写真部)

巧みな投手リレーで逃げ切った東海大相模はセンバツ8強進出を決めた。 写真:塚本凛平(THE DIGEST写真部)

 第93回選抜高校野球大会(センバツ)は3月24日、甲子園球場で2回戦の3試合が開催され、東海大相模(神奈川)、福岡大大濠(福岡)、明豊(大分)がそれぞれベスト8進出を決めた。

 注目の第1試合の先手を取ったのは東海大相模だ。2回表に1アウト二塁の得点機を創出すると、佐藤優真(3年)のレフト前へのタイムリーヒットが飛び出した。しかし、両校は、そこから息をのむ投手戦を演じる。

 先取点を取られた鳥取城北だったが、先発の山内龍亜(3年)が見事に立ち直り、その後は追加点を許さない。一方、東海大相模は先発の求航太郎(2年)と石田隼都(3年)の好リレーで相手の反撃をピシャリと抑え、門馬監督が「冬場に成長したことを証明できた」と称える内容で、ハイレベルな投手戦を制した。

 第2試合も手に汗握る攻防戦となる。互いに打ち合って4-4で迎えた延長11回表、松尾光気(3年)のソロホームランで勝ち越しに成功した福岡大大濠は、その後も友納周哉(2年)のタイムリーヒットなどで3点を追加して確実にリードを広げていった。かたや6回に同点に追いつく粘りを見せた具志川商も11安打を打ったが、あと一歩及ばなかった。
 
 大会屈指の好投手、小園健太(3年/市立和歌山)と強打の明豊打線の対決が注目された第3試合は、4回表に動く。明豊の3番米田友(3年)が、相手の先発右腕、米田天翼(2年)から右中間へと貴重な先制ホームランを放ったのだ。

 失点後の5回表からエースの小園をマウンドに送った市立和歌山は、6回裏に松川虎生(3年)のセンター前タイムリーで同点として食い下がったが、直後の7回表に竹下聖人(2年)のレフト前タイムリーで勝ち越されて万事休すとなった。

■3月26日に行なわれた2回戦の結果■
東海大相模(神奈川) 1-0 鳥取城北(鳥取)
福岡大大濠(福岡) 8-4 具志川商(沖縄)
明豊(大分) 2-1 市立和歌山(和歌山)

構成●THE DIGEST編集部

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