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高校野球

「持ち味のストレートが決まった」天理の193センチ右腕・達孝太が2安打で完封!中京大中京は投手戦を制して2回戦へ【センバツ】

THE DIGEST編集部

2021.03.25

自己最速148キロをマークした天理の達孝太(3年)。写真:塚本凛平(THE DIGEST写真部)

自己最速148キロをマークした天理の達孝太(3年)。写真:塚本凛平(THE DIGEST写真部)

 第93回選抜高校野球大会(センバツ)は3月25日、甲子園球場で1回戦1試合、2回戦2試合を行ない、中京大中京(愛知)が2回戦へ、仙台育英(宮城)と天理(奈良)がベスト8へ進出を決めた。

 1回戦最後のカードとなったのは、中京大中京と専大松戸(千葉)の対戦。6回まで両校スコアボードに0が並ぶ緊迫した展開が続くが、試合が動いたのは7回裏、中京大中京の途中出場の7番・櫛田理貴(3年)がランニング2ランを放ち、これが決勝点となった。

 中京大中京のエース右腕、畔柳亨丞(3年)は、被安打6、12奪三振の力投で完封。この日は何度も得点圏に走者を背負いながらも、最速147キロの速球にキレのある変化球で守り抜き、相手の先発・深沢鳳介(3年)との白熱した投手戦を制した。
 
 ベスト8一番乗りを懸けた第2試合は、初回に5番・秋山俊(3年)のタイムリーで2点を先制した仙台育英(宮城)が主導権を握る。2回には木村航大(3年)の投前スクイズ、3回には遠藤太胡(2年)のタイムリーなどで、5回までに8点の大量リードを奪った。

 その後も着実に得点を重ねる仙台育英に対し、神戸国際大附(兵庫)は7回に3点を奪うなど点差を縮めたももの、反撃は及ばず。14安打・13得点の猛攻で圧勝した仙台育英は2013年以来8年ぶりの8強進出、春夏通算50勝目を飾り、東北勢初優勝に向けて勢いをつけた。

 第3試合は、立ち上がりから3連打を放った天理(奈良)が1点を先制し、2回には2死3塁から政所蒼太(3年)のセンター前タイムリーで2点目を追加。対する健大高崎(群馬)の打席は、193センチ長身の天理エース・達孝太(3年)の快投に反撃の糸口をつかめない。

 7回には4番・瀬千皓(3年)の2点タイムリーツーベースで健大高崎を突き放し、仙台育英との準々決勝へ駒を進めた。2安打8三振の完封勝利を収めた達は勝利後、「完封できたんですけど、フォアボールが多かったのでそこはもっと詰めていかなきゃいけないと思う。一番は持ち味であるストレートが自分の思っているところに決まった」と内容をを振り返っている。

■3月25日に行なわれた1回戦の結果■
中京大中京(愛知)2-0 専大松戸(千葉)

■3月25日に行なわれた2回戦の結果■
仙台育英(宮城)13-5 神戸国際大付(兵庫)
天理(奈良) 4-0 健大高崎(群馬)

構成●THE DIGEST編集部

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