メジャーリーグはオープン戦がもう終わりに近づき、現地時間4月1日から2021年シーズンが幕を開ける。各主要メディアでは「今季の予想」をする記事が乱立しているなか、アメリカの新進気鋭のスポーツメディア『The Athletic』は、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が"主要アウォード"を手にすると期待している。
同メディアにおいて今シーズンの予想を託されたのは、シンシナティ・レッズやワシントン・ナショナルズなどでGMを務めた経験を持つジム・ボウデン氏だ。同氏はMVP予想に、大谷の同僚であるマイク・トラウト、ナ・リーグではロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)を挙げるなかで、ア・リーグの「カムバック賞」(病気や怪我、不振から華々しく復活した選手に贈られるアウォード)大本命に大谷をピックした。
【動画】打撃好調・大谷がCY賞投手ビーバーから衝撃の特大アーチ! 同氏はまず、「オオタニのこの春のパフォーマンスは馬鹿げたほどぶっ飛んだものだった」と形容。「スピード、中軸を打てるだけのパワー、好投手相手にもヒットを打てることを証明した」と、11試合で打率.571、5本塁打、OPS1.701と好調だったバッティングを称賛した。ボウデン氏が言うように、5発のうち1本は昨シーズンのサイ・ヤング賞投手シェーン・ビーバー(インディアンス)からというのも価値が高かったのだろう。
続いて、「マウンドでも時折エースの姿を見せた」として、最速101.9マイル(約164キロ)、切れ味鋭いスプリッターを披露した投球面も上々だと語っている。その中で期待値は非常に高いものであるものの、「何よりも健康を保つ必要がある」と故障離脱の多さを懸念材料にも挙げた。
結論として、「スプリング・トレーニングの結果に基づけば、オオタニはエンジェルスが7年ぶりのポストシーズンに返り咲く打かどうかを分かつ存在となるだろう」として、今シーズンのキーマンとして注目しているようだ。
なお、他のカムバック賞候補者として、結腸癌手術からの復活を目指すトレイ・マンシーニ(ボルティモア・オリオールズ)、トミー・ジョン手術明けのジェームソン・タイオン(ニューヨーク・ヤンキース)、睾丸破裂など度重なる怪我を負ったミッチ・ハニガー(シアトル・マリナーズ)をピックアップしている。
ボウデン氏が言うように、大谷が健康状態を保てれば投打二刀流として、新人王に輝いた2018年を上回る貢献を見せてくれるのは間違いない。ただその時は、カムバック賞の枠を超えてオールスター、MVPという名誉まで見えてくるはずである。
構成●THE DIGET編集部
同メディアにおいて今シーズンの予想を託されたのは、シンシナティ・レッズやワシントン・ナショナルズなどでGMを務めた経験を持つジム・ボウデン氏だ。同氏はMVP予想に、大谷の同僚であるマイク・トラウト、ナ・リーグではロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)を挙げるなかで、ア・リーグの「カムバック賞」(病気や怪我、不振から華々しく復活した選手に贈られるアウォード)大本命に大谷をピックした。
【動画】打撃好調・大谷がCY賞投手ビーバーから衝撃の特大アーチ! 同氏はまず、「オオタニのこの春のパフォーマンスは馬鹿げたほどぶっ飛んだものだった」と形容。「スピード、中軸を打てるだけのパワー、好投手相手にもヒットを打てることを証明した」と、11試合で打率.571、5本塁打、OPS1.701と好調だったバッティングを称賛した。ボウデン氏が言うように、5発のうち1本は昨シーズンのサイ・ヤング賞投手シェーン・ビーバー(インディアンス)からというのも価値が高かったのだろう。
続いて、「マウンドでも時折エースの姿を見せた」として、最速101.9マイル(約164キロ)、切れ味鋭いスプリッターを披露した投球面も上々だと語っている。その中で期待値は非常に高いものであるものの、「何よりも健康を保つ必要がある」と故障離脱の多さを懸念材料にも挙げた。
結論として、「スプリング・トレーニングの結果に基づけば、オオタニはエンジェルスが7年ぶりのポストシーズンに返り咲く打かどうかを分かつ存在となるだろう」として、今シーズンのキーマンとして注目しているようだ。
なお、他のカムバック賞候補者として、結腸癌手術からの復活を目指すトレイ・マンシーニ(ボルティモア・オリオールズ)、トミー・ジョン手術明けのジェームソン・タイオン(ニューヨーク・ヤンキース)、睾丸破裂など度重なる怪我を負ったミッチ・ハニガー(シアトル・マリナーズ)をピックアップしている。
ボウデン氏が言うように、大谷が健康状態を保てれば投打二刀流として、新人王に輝いた2018年を上回る貢献を見せてくれるのは間違いない。ただその時は、カムバック賞の枠を超えてオールスター、MVPという名誉まで見えてくるはずである。
構成●THE DIGET編集部