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「オオタニは大丈夫か?」韓国メディアが大谷翔平に浮上する“懸念”を指摘「二刀流が実現可能と証明しているが…」

THE DIGEST編集部

2021.04.11

投打で異彩を放つ大谷に韓国メディアも熱視線を送っている。(C) Getty Images

投打で異彩を放つ大谷に韓国メディアも熱視線を送っている。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平への注目度が、かつてないほどに高まっている。

 昨季は44試合で打率.190、7本塁打、OPS.657の不振に喘ぎ、1試合たりとも打率3割に乗せたことがなかった大谷だったが、今季はその鬱憤を晴らさんとばかりに邁進している。

 現地時間4月10日までに打率.300、OPSも1.044という数字で、まさにメジャー屈指の強打者と言える数字を叩き出している大谷は、9日に行なわれたブルージェイズ戦ではメジャー通算50号となる今季3号のホームランをマーク。あの”ゴジラ”松井秀喜の329試合/1393打席を抜いて日本人メジャーリーガー最速のスピード記録を樹立した。

 日進月歩で進化し続ける26歳のスラッガーには、“お隣”韓国のメディアも熱視線を送っている。日刊紙『朝鮮日報』は、「野球漫画の主人公のようだ」と興奮気味に、その活躍ぶりをレポートしている。

「100マイル(約160キロ)の速球を投げ、100マイルを超えるスピードの打球を飛ばす――。ショウヘイ・オオタニの二刀流は、まさに野球漫画の主人公のようだ。そんな『オオタニ漫画』に全世界の野球ファンが熱狂している」

【動画】大谷が今季第3号アーチ! “ゴジラ越え”の一発は129Mの豪快弾
 さらに今月5日のホワイトソックス戦でメジャー118年ぶりとなる「2番・投手」でプレーした大谷について「先発投手がホームランを打つ光景をホームのファンも初めて目の当たりにし、彼らは歴史の証人になれたことを喜んだ」と綴った同紙は一方で、今後も二刀流を継続するうえでの“懸念”を指摘してもいる。

「オオタニは二刀流が実現可能であることを証明している。だがしかし、見る者を魅了する、この“野球漫画”が連載を続けるには、主人公が健康を保ち続ける必要がある。オオタニは肘の負傷などに悩まされ、過去3シーズンを完走できていない。そういう意味で『大丈夫なのか?』という不安は常につきまとう。今シーズンはスタートダッシュには成功したが、まだ158試合も残っている」

 はたして、大谷は前人未到の領域へ到達するのか。健康状態を憂う声が多いなかで、いかなるパフォーマンスを披露するかに世界が注目している。

構成●THE DIGEST編集部
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