エンジェルスの大谷翔平が球史にその名を刻んだ一戦が、ふたたび高い評価を受けた。
現地時間4月12日、米誌『New York Magazine』などで執筆するウィル・リーチ記者は、MLB公式サイトで「2021年シーズンの序盤戦で多大な影響を与えた7つの出来事」をピックアップ。今月9日にパドレスの右腕ジョー・マスグローブがやってのけたノーヒッターや有客開催の再開よりも先に、同4日に開催されたホワイトソックス戦での“リアル二刀流”を選出したのだ。
まさに伝説的なシーンだった。メジャー118年ぶりとなる「2番・投手」として先発した大谷は、投げては渡米後自己最速となる162.7キロを計測し、打っては第1打席に97マイルの速球を完璧に捉え、圧巻のホームランを放った。
残念ながら5回に本塁のベースカバーに入った際、走者と交錯して降板するアクシデントに見舞われたが、相手打者のルーリー・ガルシアが「オオタニはえげつなかった。降板すると聞いた時は正直安心した」と脱帽するパフォーマンスで、米球界を震撼させた。
リーチ記者は「私たちがショウヘイ・オオタニに夢見ていた試合だ」と評し、「オオタニはありえないほどの距離まで打球を飛ばし、誰よりも速くボールを投げられる能力を持った、まさに前人未到の男だ。彼のプレーは実際にそれを行なうことが、どれほど難しいかを表わしている」と続けた。
【動画】大谷とアブレイユが激しく交錯! 米で物議を醸したアクシデントシーンはこちら 「数少ない問題はそれを怪我をせずにやり遂げられるかにあった、我々は4日のホワイトソックス戦でそれが可能だと初めて目の当たりにした。彼は100マイル以上の速球を投げ、誰もが驚愕するホームランを打ったのだ」
開幕当初に不安視されていた怪我や疲労も、まるで感じさせない。それだけに今後の継続的なパフォーマンスに注目が集まるが、リーチ記者は「エンジェルスはもはやオオタニにいかなるリミッターも付けていない。となれば、彼は投打で100%のフルパワーで、自由に能力を発揮できるはずだ」と期待を寄せた。
「オオタニがどれだけ長く現在のような調子を維持できるかは、将来性豊かな彼自身にとっても、大スターのマイク・トラウトをプレーオフへ連れていくという目標を掲げるエンジェルスにとっても、大きな希望になるのだ」
リアル二刀流で一大旋風を巻き起こしている大谷。その一挙手一投足は、この先さらに話題を呼びそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
現地時間4月12日、米誌『New York Magazine』などで執筆するウィル・リーチ記者は、MLB公式サイトで「2021年シーズンの序盤戦で多大な影響を与えた7つの出来事」をピックアップ。今月9日にパドレスの右腕ジョー・マスグローブがやってのけたノーヒッターや有客開催の再開よりも先に、同4日に開催されたホワイトソックス戦での“リアル二刀流”を選出したのだ。
まさに伝説的なシーンだった。メジャー118年ぶりとなる「2番・投手」として先発した大谷は、投げては渡米後自己最速となる162.7キロを計測し、打っては第1打席に97マイルの速球を完璧に捉え、圧巻のホームランを放った。
残念ながら5回に本塁のベースカバーに入った際、走者と交錯して降板するアクシデントに見舞われたが、相手打者のルーリー・ガルシアが「オオタニはえげつなかった。降板すると聞いた時は正直安心した」と脱帽するパフォーマンスで、米球界を震撼させた。
リーチ記者は「私たちがショウヘイ・オオタニに夢見ていた試合だ」と評し、「オオタニはありえないほどの距離まで打球を飛ばし、誰よりも速くボールを投げられる能力を持った、まさに前人未到の男だ。彼のプレーは実際にそれを行なうことが、どれほど難しいかを表わしている」と続けた。
【動画】大谷とアブレイユが激しく交錯! 米で物議を醸したアクシデントシーンはこちら 「数少ない問題はそれを怪我をせずにやり遂げられるかにあった、我々は4日のホワイトソックス戦でそれが可能だと初めて目の当たりにした。彼は100マイル以上の速球を投げ、誰もが驚愕するホームランを打ったのだ」
開幕当初に不安視されていた怪我や疲労も、まるで感じさせない。それだけに今後の継続的なパフォーマンスに注目が集まるが、リーチ記者は「エンジェルスはもはやオオタニにいかなるリミッターも付けていない。となれば、彼は投打で100%のフルパワーで、自由に能力を発揮できるはずだ」と期待を寄せた。
「オオタニがどれだけ長く現在のような調子を維持できるかは、将来性豊かな彼自身にとっても、大スターのマイク・トラウトをプレーオフへ連れていくという目標を掲げるエンジェルスにとっても、大きな希望になるのだ」
リアル二刀流で一大旋風を巻き起こしている大谷。その一挙手一投足は、この先さらに話題を呼びそうだ。
構成●THE DIGEST編集部