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「信じられない存在」大谷翔平は超逸材アクーニャJr.よりも上!? ロイヤルズ戦の“快速”に海外メディアが脚光

THE DIGEST編集部

2021.04.16

投打で話題を振りまいている大谷は足でもファンを魅了し、メジャーの猛者たちとハイレベルな戦いを繰り広げている。(C) Getty Images

 思わず目を見張るほどのスピードだった。

 現地時間4月13日、敵地カンザスシティに乗り込んだロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発したエンジェルスの大谷翔平が魅せたのは、初回の第1打席だ。

 相手左腕ダニー・ダフィーの投じたカーブを捉えた打球は、ボテボテのショートへのゴロとなったのだが、守備に定評のあるニッキー・ロペスがボールを処理する間に背番号17は猛ダッシュ。瞬く間に一塁を駆け抜け内野安打をもぎ取った。

 ロペスが思わず苦笑いを浮かべ、米メディア『The Athletic』のブレント・マグワイア記者が「ショウヘイ・オオタニは本当に、本当に速い」と絶賛した大谷の脚力。それがいかに速いかが明らかになってきた。

 現地時間4月14日、ドミニカを拠点にメジャーリーグの情報を日夜発信している『El Fildeo』は、「ショウヘイ・オオタニは全てをやってのけ、網羅する男だ」と銘打った記事でロイヤルズ戦の内野安打に脚光を当てると、「オオタニは一塁までに秒速29.5フィートを記録していた」と紹介した。

「オオタニは自分の足の動き方を熟知し、素晴らしい走りを披露した。まるで闘牛のような一生懸命なランニングで内野安打を勝ち取った彼は秒速29.5フィートで一塁に到達した。これだけのスピードを持っているのは、驚きというほかない」

【動画】米識者たちも驚嘆した圧巻スピード! MLB屈指と話題になった大谷翔平の内野安打はこちら
 さらに同メディアは、大谷のタイムが同日にブレーブスの超逸材ロナルド・アクーニャJr.が残した秒速31.0フィートを「あっさりと超えてしまった」と報じ、26歳の日本人を次のように絶賛した。

「オオタニが左打者だという利点はあるが、2019年のナ・リーグ盗塁王を超えるスピードは、彼がいかに信じられない存在であるか、MLB史上に残る完全なる選手であるかの証明だ。誰よりも速く走り、特大のホームランを打ち、マウンドでピッチングができるのは、今では彼だけだ」

 文字通り唯一無二の存在になりつつある大谷。その一挙手一投足からますます目が離せなくなっている。

構成●THE DIGEST編集部
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