大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、本当に”毎日”野球ファンを楽しませてくれる存在だ。
現地時間4月5日、エンジェルスは本拠地でヒューストン・アストロズと対戦。8回裏まで3対5と劣勢だったが、先頭から2者連続ヒットでチャンスを拡大すると、ここで大谷を打席に送った。
この前日、大谷は”リアル二刀流”として「2番・投手」で先発出場しており、従来であれば5日の試合は休養日の予定だった。しかも4日の試合の最後、大谷はホームベースのカバーに入った際に相手選手のスライディングを足に受け、本人は苦悶の表情を浮かべながらフィールドを後にしていたのだ。なおのこと、翌日の試合で出場するなど考えづらかった。
だからこそ、大谷の名前が代打で呼ばれると、エンジェルス・スタジアムのボルテージは一気に上がっていく。リアル二刀流として先制本塁打を叩き込んだ再現を誰もが期待していた。初球を強振してファウル、2球目はボール、そして3球目。相手投手のスライダーがそのまま当たって死球となるや否や、場内にはブーイングがこだました。
ここで珍しい光景があった。日本時代も含め、大谷は死球を受けてもそのまま一塁へすぐに向かうのだが、この打席では投手を睨む怒りの表情を浮かべたのだ。これに相手が委縮したのかは分からないが、エンジェルスは打線がつながり、また大谷の好走塁もあって逆転に成功。同地区の強豪を下して3連勝を決めたのだった。
大谷が鬼気迫る表情を見せた理由を、MVP3回の大スターであるマイク・トラウトはどう見たのか。試合後に持論を交えて解説した。
まず「感情が高まったんだと思う」と語ったトラウトは、「(2017年にサイン盗みを犯した強豪だけに)打ちたかったんだろ」とコメント。さらに、前夜の”リアル二刀流”についても訊かれた主砲は、興奮した様子で「リトルリーグみたいだった!」と語っている。
連日の大谷の活躍もあって、エンジェルスは開幕5試合を4勝1敗と好スタート。2014年以来7年ぶりのポストシーズンに向けて、まずは順調と言えそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
現地時間4月5日、エンジェルスは本拠地でヒューストン・アストロズと対戦。8回裏まで3対5と劣勢だったが、先頭から2者連続ヒットでチャンスを拡大すると、ここで大谷を打席に送った。
この前日、大谷は”リアル二刀流”として「2番・投手」で先発出場しており、従来であれば5日の試合は休養日の予定だった。しかも4日の試合の最後、大谷はホームベースのカバーに入った際に相手選手のスライディングを足に受け、本人は苦悶の表情を浮かべながらフィールドを後にしていたのだ。なおのこと、翌日の試合で出場するなど考えづらかった。
だからこそ、大谷の名前が代打で呼ばれると、エンジェルス・スタジアムのボルテージは一気に上がっていく。リアル二刀流として先制本塁打を叩き込んだ再現を誰もが期待していた。初球を強振してファウル、2球目はボール、そして3球目。相手投手のスライダーがそのまま当たって死球となるや否や、場内にはブーイングがこだました。
ここで珍しい光景があった。日本時代も含め、大谷は死球を受けてもそのまま一塁へすぐに向かうのだが、この打席では投手を睨む怒りの表情を浮かべたのだ。これに相手が委縮したのかは分からないが、エンジェルスは打線がつながり、また大谷の好走塁もあって逆転に成功。同地区の強豪を下して3連勝を決めたのだった。
大谷が鬼気迫る表情を見せた理由を、MVP3回の大スターであるマイク・トラウトはどう見たのか。試合後に持論を交えて解説した。
まず「感情が高まったんだと思う」と語ったトラウトは、「(2017年にサイン盗みを犯した強豪だけに)打ちたかったんだろ」とコメント。さらに、前夜の”リアル二刀流”についても訊かれた主砲は、興奮した様子で「リトルリーグみたいだった!」と語っている。
連日の大谷の活躍もあって、エンジェルスは開幕5試合を4勝1敗と好スタート。2014年以来7年ぶりのポストシーズンに向けて、まずは順調と言えそうだ。
構成●THE DIGEST編集部