球界No.1の矜持を見せつける圧巻の快投だ。現地時間4月17日、コロラド・ロッキーズとのダブルヘッダー第1戦に登板したニューヨーク・メッツのエース、ジェイコブ・デグロムは、6回3安打3失点14奪三振で今シーズン初勝利を挙げた。
ようやく白星がついた。開幕から2戦連続で1失点以下に抑える好投をしながら味方の援護がなく未勝利だったデグロムだったが、この日は“歴史的な奪三振ショー”を見せた。2回無死1、2塁でロッキーズの5番、ジョシュ・フエンテスを見逃しの三振に仕留めると、そこから最速101マイル(約162.5キロ)のストレートを軸にしたピッチングで9者連続三振を記録したのだ。
1970年4月22日のパドレス戦で同じくメッツのエースだったトム・シーバーが記録した10者連続に迫らんとする奪三振ショーを見せたデグロム。そんなエースに勝ちを付けようとチームも奮起し、2-3で迎えた7回に2点を奪って逆転してみせた。
2シーズン連続奪三振王たる所以をまざまざと見せつけたデグロムに、現地メディアからも驚嘆の声が相次いでいる。メッツの番記者であるアンソニー・ディ・コモ氏は、MLB公式サイト『MLB.com』で「またしてもメッツのエースが奪三振の歴史を塗り替えようとした。現在の球界で最高の投手はその名に恥じなかった」と綴った。
小気味よく三振を奪っていったエースの心地よいピッチングには、メッツのルイス・ロハス監督も「彼は紛れもなく特別な何かだ。我々は彼をそう呼ばなければいけない」と試合後の会見で絶賛した。
「ああいうシーンはほとんど見られないよ。9者連続で三振を奪った時はほとんどボール球もなかったし、バッターたちはただそこに立っているだけのように見えた。ジェイコブはマウンドに行って帰ってくるだけのようだったね(笑)。彼は毎年良くなっているし、本当に、本当に特別だ」
当のデグロム自身は、「正直言って何人連続で三振を取っていたかは分からなかったし、記録も知らなかったね(笑)。いつも通りにビジネスをしただけだ」と一言。そんなクレバーさも彼の凄みの一つなのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
ようやく白星がついた。開幕から2戦連続で1失点以下に抑える好投をしながら味方の援護がなく未勝利だったデグロムだったが、この日は“歴史的な奪三振ショー”を見せた。2回無死1、2塁でロッキーズの5番、ジョシュ・フエンテスを見逃しの三振に仕留めると、そこから最速101マイル(約162.5キロ)のストレートを軸にしたピッチングで9者連続三振を記録したのだ。
1970年4月22日のパドレス戦で同じくメッツのエースだったトム・シーバーが記録した10者連続に迫らんとする奪三振ショーを見せたデグロム。そんなエースに勝ちを付けようとチームも奮起し、2-3で迎えた7回に2点を奪って逆転してみせた。
2シーズン連続奪三振王たる所以をまざまざと見せつけたデグロムに、現地メディアからも驚嘆の声が相次いでいる。メッツの番記者であるアンソニー・ディ・コモ氏は、MLB公式サイト『MLB.com』で「またしてもメッツのエースが奪三振の歴史を塗り替えようとした。現在の球界で最高の投手はその名に恥じなかった」と綴った。
小気味よく三振を奪っていったエースの心地よいピッチングには、メッツのルイス・ロハス監督も「彼は紛れもなく特別な何かだ。我々は彼をそう呼ばなければいけない」と試合後の会見で絶賛した。
「ああいうシーンはほとんど見られないよ。9者連続で三振を奪った時はほとんどボール球もなかったし、バッターたちはただそこに立っているだけのように見えた。ジェイコブはマウンドに行って帰ってくるだけのようだったね(笑)。彼は毎年良くなっているし、本当に、本当に特別だ」
当のデグロム自身は、「正直言って何人連続で三振を取っていたかは分からなかったし、記録も知らなかったね(笑)。いつも通りにビジネスをしただけだ」と一言。そんなクレバーさも彼の凄みの一つなのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部