現地時間4月26日(日本時間27日)、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、敵地で開催されたテキサス・レンジャーズ戦に「2番・投手」の"リアル二刀流"としてスタメン出場。5回まで投げ、被安打3、4失点、2四球、9奪三振のピッチングを披露し、打撃は3打数2安打、2打点、3得点の凄まじい活躍で、自身の今季1勝目をつかみ取った。
1回表、大谷はフォアボールで出塁。3番のマイク・トラウトと5番ジャレッド・ウォルシュらが安打でつなぎ、大谷は自慢の快足でホームを踏み先制。しかし、この裏マウンドに上がった大谷は制球に苦しんだ。一死一二塁の場面で4番のネイト・ロウを迎えると、甘く入った変化球を捉えられ3ランで逆転を許す。さらに5番に四球、6番に死球に与えると、続けてワイルドピッチで二三塁に。7番に犠牲フライで1点を追加され、一気に4失点を喫す立ち上がりだった。
しかし、このままでは終わらないのが大谷だ。直後の2回表、ライト線へ強烈な当たりで2点を返す二塁打を放ち、その後自らがホームに生還。6回の第4打席は相手の意表を突くセーフティーバントを決め再び出塁すると、この日3回目となるホームを踏んだのだ。
投手としては、2~3回を三者凡退と抑えると、4回は圧巻の三者連続奪三振と完璧な投球。5回は1安打を許すも、最後はキレキレのスライダーで見逃し三振を奪った。
"リアル二刀流"の活躍には現地アメリカの見識者たちも注目している。米メディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者は「ショウヘイ・オオタニは4失点を許したが、3得点2打点としたんだから、今夜は+1点の活躍だ」と自分のバットで取り返したことを称賛。
『The Athletic L.A.』の元記者で、現在はポットキャスト『Locked On Angels』の司会者ブレント・マグワイアー氏は箇条書きで「最高打球速度113.8マイル(約183.1キロ)、最速投球99.3マイル(約159.8キロ)、秒速29.3フィート(約8.9メートル)のスピード」など数々の記録を列挙。同様に記録をまとめた米スポーツ専門局『ESPN』のレポーター、アルデン・ゴンザレス氏は、「これをフルシーズン続けることが出来るか分からないけど、彼が挑戦し続けることを願いたい」と期待を寄せている。
開幕から3登板目にして、ようやく初勝利を手にした26歳。試合後には制球力は100点中「5点」と厳しく自己採点と、さらなる高みを見据えているようだ。"二刀流"として勢いづく大谷はどこまでやってのけるのか、世界中が熱い視線を注ぐ。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】全米に衝撃を与えた大谷翔平の二刀流、はじける笑顔、日本代表での秘蔵ショットも大公開!
1回表、大谷はフォアボールで出塁。3番のマイク・トラウトと5番ジャレッド・ウォルシュらが安打でつなぎ、大谷は自慢の快足でホームを踏み先制。しかし、この裏マウンドに上がった大谷は制球に苦しんだ。一死一二塁の場面で4番のネイト・ロウを迎えると、甘く入った変化球を捉えられ3ランで逆転を許す。さらに5番に四球、6番に死球に与えると、続けてワイルドピッチで二三塁に。7番に犠牲フライで1点を追加され、一気に4失点を喫す立ち上がりだった。
しかし、このままでは終わらないのが大谷だ。直後の2回表、ライト線へ強烈な当たりで2点を返す二塁打を放ち、その後自らがホームに生還。6回の第4打席は相手の意表を突くセーフティーバントを決め再び出塁すると、この日3回目となるホームを踏んだのだ。
投手としては、2~3回を三者凡退と抑えると、4回は圧巻の三者連続奪三振と完璧な投球。5回は1安打を許すも、最後はキレキレのスライダーで見逃し三振を奪った。
"リアル二刀流"の活躍には現地アメリカの見識者たちも注目している。米メディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者は「ショウヘイ・オオタニは4失点を許したが、3得点2打点としたんだから、今夜は+1点の活躍だ」と自分のバットで取り返したことを称賛。
『The Athletic L.A.』の元記者で、現在はポットキャスト『Locked On Angels』の司会者ブレント・マグワイアー氏は箇条書きで「最高打球速度113.8マイル(約183.1キロ)、最速投球99.3マイル(約159.8キロ)、秒速29.3フィート(約8.9メートル)のスピード」など数々の記録を列挙。同様に記録をまとめた米スポーツ専門局『ESPN』のレポーター、アルデン・ゴンザレス氏は、「これをフルシーズン続けることが出来るか分からないけど、彼が挑戦し続けることを願いたい」と期待を寄せている。
開幕から3登板目にして、ようやく初勝利を手にした26歳。試合後には制球力は100点中「5点」と厳しく自己採点と、さらなる高みを見据えているようだ。"二刀流"として勢いづく大谷はどこまでやってのけるのか、世界中が熱い視線を注ぐ。
構成●THE DIGEST編集部
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