現地時間5月16日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたボストン・レッドソックス戦に「3番・DH」で先発出場した。
【PHOTOギャラリー】全米に衝撃を与えた大谷翔平の二刀流、はじける笑顔、日本代表での秘蔵ショットも大公開!
4連敗中の流れを変えるべく、不動の1番だったデビッド・フレッチャーをスタメンから外したエンジェルスは、主砲マイク・トラウトを2番に、そして大谷を3番に変更。固定化されていた打順に変化を加えて、3連戦の最終戦に臨んだ。
リフレッシュを図った効果か、この日のエンジェルス打線は下位が奮起する。2回表にレッドソックス先発のネイサン・イオバルディを攻め立てると、タイラー・ウォードとフィル・ゴスリン、さらにはドリュー・ブテラのタイムリーヒットで一挙に4点を先制したのだ。
初回の第1打席でセカンドゴロに終わっていた大谷は、2回表2死1、2塁の好機で、早くも2打席目を迎える。だがここでもイオバルディの内角をえぐる直球にタイミングが合わず。最後は96マイル(約154キロ)のフォーシームで内角をえぐられ、三球での空振り三振に終わった。
4回裏に3点差に詰められたエンジェルスは、大谷が再び流れを引き込もうと奔走する。5回表に1死無塁で迎えた第3打席、背番号17は相手三塁手のエラーから出塁すると、2死となってから5番ジャレッド・ウォルシュがレフトへの二塁打を放った際に、一塁から一気にホームへと駆け込んだ。
【動画】大谷翔平の積極果敢走塁を阻んだレーザー砲! レッドソックス主砲の好返球シーンはこちら しかし、レフトにそびえたつ“グリーンモンスター”から跳ね返ってきたボールを巧みに処理した相手主砲J.D.マルティネスが、強肩を活かして一気にホームへ送球。大谷はワンバウンドで戻ってきた球に阻まれて走塁死となった。このシーンにはボストンの放送局『NESEN』の実況も「オオタニは果敢に狙ったが、素早い返球に驚かされたはずだ」と熱っぽくレポートした。
主導権を握り損ねたエンジェルスは課題の投手陣が後手に回る。5回裏には、途中からマウンドに上がったアーロン・スレッガーズが2本の本塁打などで4点を奪われて一気に逆転を許してしまう。
劣勢をなんとか打破したいエンジェルスだが、頼みの上位打線が機能しない。大谷も7回表に2死無塁で第4打席を迎えるも、相手3番手ジョシュ・テイラーの初球を打ち上げてライトフライに打ち取られる。
レッドソックスは終盤にセットアッパーのアダム・オッタビーノとクローザーのマット・バーンズという盤石の継投策を講じる。そしてついにこの土壇場で、大谷が最大の見せ場を作るのだ。
9回表2死1塁で第5打席に立つと、相手守護神バーンズの投じた初球、96マイルの直球をジャストミート! あっという間にライト方向へと飛んでいった打球は、米メディア『The Athletic』のブレント・マグワイア記者が「どの球場も苦手にしないなんて、やっぱり君は異常だ」と驚愕する、リーグトップタイの第12号逆転アーチとなった。
連日のように打ち込まれている投手陣が今日も持たなかったエンジェルスだったが、大谷の一振りで試合をひっくり返して6-5の逆転勝ち。連敗を「4」でストップさせた。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】レッドソックス守護神を打ち砕く! 大谷翔平の逆転アーチはこちら
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4連敗中の流れを変えるべく、不動の1番だったデビッド・フレッチャーをスタメンから外したエンジェルスは、主砲マイク・トラウトを2番に、そして大谷を3番に変更。固定化されていた打順に変化を加えて、3連戦の最終戦に臨んだ。
リフレッシュを図った効果か、この日のエンジェルス打線は下位が奮起する。2回表にレッドソックス先発のネイサン・イオバルディを攻め立てると、タイラー・ウォードとフィル・ゴスリン、さらにはドリュー・ブテラのタイムリーヒットで一挙に4点を先制したのだ。
初回の第1打席でセカンドゴロに終わっていた大谷は、2回表2死1、2塁の好機で、早くも2打席目を迎える。だがここでもイオバルディの内角をえぐる直球にタイミングが合わず。最後は96マイル(約154キロ)のフォーシームで内角をえぐられ、三球での空振り三振に終わった。
4回裏に3点差に詰められたエンジェルスは、大谷が再び流れを引き込もうと奔走する。5回表に1死無塁で迎えた第3打席、背番号17は相手三塁手のエラーから出塁すると、2死となってから5番ジャレッド・ウォルシュがレフトへの二塁打を放った際に、一塁から一気にホームへと駆け込んだ。
【動画】大谷翔平の積極果敢走塁を阻んだレーザー砲! レッドソックス主砲の好返球シーンはこちら しかし、レフトにそびえたつ“グリーンモンスター”から跳ね返ってきたボールを巧みに処理した相手主砲J.D.マルティネスが、強肩を活かして一気にホームへ送球。大谷はワンバウンドで戻ってきた球に阻まれて走塁死となった。このシーンにはボストンの放送局『NESEN』の実況も「オオタニは果敢に狙ったが、素早い返球に驚かされたはずだ」と熱っぽくレポートした。
主導権を握り損ねたエンジェルスは課題の投手陣が後手に回る。5回裏には、途中からマウンドに上がったアーロン・スレッガーズが2本の本塁打などで4点を奪われて一気に逆転を許してしまう。
劣勢をなんとか打破したいエンジェルスだが、頼みの上位打線が機能しない。大谷も7回表に2死無塁で第4打席を迎えるも、相手3番手ジョシュ・テイラーの初球を打ち上げてライトフライに打ち取られる。
レッドソックスは終盤にセットアッパーのアダム・オッタビーノとクローザーのマット・バーンズという盤石の継投策を講じる。そしてついにこの土壇場で、大谷が最大の見せ場を作るのだ。
9回表2死1塁で第5打席に立つと、相手守護神バーンズの投じた初球、96マイルの直球をジャストミート! あっという間にライト方向へと飛んでいった打球は、米メディア『The Athletic』のブレント・マグワイア記者が「どの球場も苦手にしないなんて、やっぱり君は異常だ」と驚愕する、リーグトップタイの第12号逆転アーチとなった。
連日のように打ち込まれている投手陣が今日も持たなかったエンジェルスだったが、大谷の一振りで試合をひっくり返して6-5の逆転勝ち。連敗を「4」でストップさせた。
構成●THE DIGEST編集部
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