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MLB

「良いカーブだったのに…」“モンスター越えアーチ”被弾のレッドソックス右腕が語った大谷翔平の凄み

THE DIGEST編集部

2021.05.16

驚異的な打撃でグリーンモンスターを越えるホームランを放った大谷に、レッドソックス右腕ピベッタも脱帽した。(C)Getty Images

驚異的な打撃でグリーンモンスターを越えるホームランを放った大谷に、レッドソックス右腕ピベッタも脱帽した。(C)Getty Images

 完全に体勢を崩されていたが、打球は“モンスター”を越えていった。

 現地時間5月14日に敵地でのボストン・レッドソックス戦、6回表の2死無塁で巡ってきた第3打席だった。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、相手先発ニック・ピベッタが外角へ投じた79マイル(約127キロ)のナックルカーブをおっつけながら流し、フェンウェイ・パーク名物の巨大なレフトフェンス「グリーンモンスター」を越える今季第11号アーチを放ったのだ。

 第1打席で二塁打にしていた変化球を再び捉えた打撃には、試合中継を担った地元放送局『NESN』の実況も「片手で軽く振っただけで逆方向に。そして塀を越えた。とんでもないパワーだ」と唸るしかなかった。

 しかも、打たれた側にとっては、手応えを掴んでいた一球だったという。試合後にMLBの公式サイト『MLB.com』の取材に応じたレッドソックス右腕ピベッタは、「良いカーブだったんだ……」と大谷の凄みを強調した。

「オオタニの1打席目に二塁打を打たれたカーブは真ん中に入ってしまった。そして2打席目はバックドアのカーブボールで三振。そして3打席目は、彼にもう一度、バックドアの良いカーブを投げた。個人的にはコースも良いところにいったと思ったんだけど、彼はどうにかして体重を残して、それを打ち飛ばすだけの体勢を保てていた。驚きだよ。少なくとも僕は11本もホームランは打てないし、今日みたいな当たりも飛ばせない」

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 一方で打った本人は、ピベッタとの対戦をこう振り返っている。

「反対方向へのホームランは必ずしもスイングやタイミングが合っているとは限らない。僕はセンター方向へのホームランが好きです。ただ、今日は良い角度で打てたと思う」

 相手投手が手応えを掴めていた一球を見事に打ち崩した大谷の打撃センスは、やはり凄まじい。

構成●THE DIGEST編集部

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