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「アジアの大砲オオタニを上回った!」偉才アクーニャJr.の173キロ先頭打者アーチに現地メディアも驚嘆!

THE DIGEST編集部

2021.05.23

大谷(右)のホームラン数を超える15本目を放ったアクーニャJr.。その打撃には称賛の声が相次いでいる。(C)Getty Images

 球界屈指のポテンシャルを持つ若きスーパースターが魅せた。

 現地時間5月22日に行なわれたピッツバーグ・パイレーツ戦で、アトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.は、両リーグ単独トップとなる第15号ホームランを放った。

 目の覚めるような一撃が飛び出したのは初回だった。1回表に先頭打者として打席に立ったアクーニャJr.は、相手投手ミッチ・ケラーが投じた初球をフルスイング。弾丸ライナーでレフト方向へと飛んでいった打球は、瞬く間にスタンドに突き刺さった。

 自身の持つ球団の先頭打者ホームラン記録を「22」としたアクーニャJr.。大谷翔平の14号を上回った圧巻の打撃には、海外メディアでも反響が相次いでいる。

 あらゆるスポーツ情報を網羅するドミニカ・メディア『El Fildeo』は、「彼こそMVPにふさわしい」と断言。前日の試合で打っていた満塁ホームランをふまえて、23歳の打力を次のように絶賛した。

「アクーニャJr.が今季15本目のホームランを放ち、アジアの大砲ショウヘイ・オオタニを上回った。試合の先頭打者として打席に立った彼は打つ時間を無駄にはしなかった。初球から積極的にスイングし、108マイル(約173キロ)という驚きのスピードを記録する打球を打った」
【動画】まるで弾丸ミサイル! アクーニャJr.の圧巻先頭打者ホームランはこちら
 
 チームメイトも天才スラッガーには驚きを隠さない。この試合でブレーブスの4番を打っていたオジー・アルビーズは「スペシャル? それはロナルドのことを指すんだよ」と熱弁した。

「彼は最初の打席に立つ前に言ったんだ。『俺はホームランをかっ飛ばしてくる』ってね。そして彼はそれを見事にやってのけた。俺は疑ってはいなかったよ。それくらいにロナルドは自信に溢れているし、そういうことを平気でやってしまうんだ」

 大谷とアクーニャJr.はリーグが異なるため、直接的にタイトルを争うわけではない。だが、至高の舞台でホームランを量産する両雄からは目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部
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