現地時間５月23日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたオークランド・アスレチックス戦に代打で出場し、同点犠牲フライを放った。

　これまで大谷は２度スタメンから外れているが、登板翌日以外でのベンチスタートは初。だが、試合前の会見でジョー・マッドン監督が「代打も有り得る」と述べていた通り、１点ビハインドの７回、一死満塁の好機で４番のホアン・ラガレスに代わって打席に入った。 　これに対し、アスレティックスは左のレイミン・グードゥアンをリリーフに投入。大谷の１球目は高めに外れ、捕手も取り損ねて審判に直撃。続く２球目もインコースをわずかに外れた。大谷は３球目のアウトハイを見送った後、４球目、92.8マイル（約149キロ）の高目の４シームを強振した。

　打球は深めに守っていたライトの守備範囲内だったが、これが犠牲フライとなって三塁ランナーのジャスティン・アップトンが生還し、エンジェルスは４対４の同点に追いつく。さらに続くホゼ・イグレシアスもタイムリーヒットを放ち、エンジェルスは逆転に成功。大谷はこの後ライトの守備に就いた。

　エンジェルスは直後の８回表、リリーフのトニー・ワトソンのエラーなどで同点に追いつかれ、大谷を契機とする逆転劇は一度は振り出しに戻るが、８回裏にアップトンの犠飛で再び勝ち越しに成功。最後はクローザーのライセル・イグレシアスが締めて、シーズン20勝に到達した。

構成●SLUGGER編集部

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