ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間６月20日、本拠地で行われたデトロイト・タイガース戦に「２番・投手」で先発出場。５回の第３打席に同点に追いつく２ランを放ち、今季23号はメジャートップに並んだ。

　圧巻、の一言だ。

　２打席連続三振で迎えた５回の第３打席、大谷はカウント１－２からの５球目の低めスライダーを捉えると、打球はセンター方向にぐんぐん伸びて同点となる２ランを叩き込んで見せた。
  　３試合連続アーチは今季２回目だが、今回のストリークはより衝撃度が高いだろう。

　まず大谷はこの一発で、MVPを争っているブラディミール・ゲレーロJr.（トロント・ブルージェイズ）に本塁打数メジャートップに並んだ。そして思い出してほしいのが、大谷は３日前に投手として白星を挙げているのだ。15～16日に２試合連続弾、17日に６回１失点３勝目、18日は２本塁打、19日にホームラン、そして20日という"神ってる"大活躍。

　これには数多くのメジャーリーガーからフォローされている人気セレブ「ピッチング・ニンジャ」ことロブ・フリードマン氏も「凄すぎる！」と驚きの言葉を上げるしかなく、放送局『Fox Sports West』も「ショウヘイ・オオタニは単純に信じられないレベルだ。今の彼はまさに止められない」、『MLB.com』も「毎日がホームラン・ダービーのようだ」と称賛の声が数多く届いている。

　大谷がオールスターのＨＲダービー出場を宣言してから３試合連続アーチ。そしてメジャートップに並ぶというのは本当に凄いという言葉しかない。日本時代も含めて自己最多本塁打数を更新したが、一体どこまで数字を伸ばすのか楽しみだ。

【動画】大谷がメジャートップに並ぶ弾丸23号！