ファン投票の指名打者部門でオールスター戦初選出が有力視される大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）について、アメリカン・リーグの指揮官が思いを語った。

　現地時間６月21日に公開されたファン投票の第２回中間発表では、ア・リーグの指名打者部門で117万4069票を獲得し、前回に引き続き１位をキープした大谷。リーグ全部門でも、ブラディミール・ゲレーロJr.（ブルージェイズ）、サルバドール・ペレス（ロイヤルズ）らに続き、５番人気となった。

　球宴出場が当確といっていいこの状況に注目度が高まる中、地元紙『Orange Couty Register』は、ア・リーグのオールスターチームを率いるケビン・キャッシュ監督のコメントを掲載。球宴での”二刀流起用”について、「判断はまだ早すぎる」との見解を示している。
  　まずキャッシュ監督は、大谷が選出されることについて「そうなることを願っている」と歓迎のコメント。その一方で、二刀流の起用に関しては「まず様子を見て、ジョー（・マッドン監督）やエンジェルスの考えを受け止め、ショウヘイ自身がどうしたいのかを見極めるのがベストだと思う」と現時点の思いを明かした。

　記事によると、マッドン監督は「登板しても問題ない」との意思を示しているとのことで、キャッシュ監督もこの動向には「あまり気にしていない。だって彼はどちらにしても助けてくれるだろうからね」と発言。さらに、大谷が今シーズン見せている活躍には「投打で彼のようなことができる選手は他にいない」と絶賛の言葉を送っている。

　６月24日にはファン投票の第１ラウンドが終了し、27日（日本時間28日午前１時）にその結果が発表される予定。各ポジションの上位３名（外野は９名）がファイナリストとして第２ラウンドに進出する。

構成●THE DIGEST編集部

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