８月７日に行なわれた野球五輪決勝でアメリカに勝利を収め、悲願の金メダルを獲得した侍ジャパン。歓喜から一夜明けた８日には、監督、選手、コーチを含む代表チーム30名がメダリスト記者会見を行なった。

　チームの柱として活躍を続けてきた菊池涼介（広島）は「最高の思い出になりました。ありがとうございました」と感謝のコメント。自らゴロを捌いたゲームセットの瞬間を「飛んでくると思っていなかった。自分で踏みに行こうと思ったんですけど、（坂本）勇人さんがニコニコでベースカバーにここに投げろという顔をしていたので渡した」と笑顔で振り返っている。
  　また、試合後の記念撮影では、稲葉篤紀監督の首に金メダルをかけた菊池。このシーンを回顧し、「監督とコーチたちにはメダルがないということで、僕のでもいいのであれば監督に掛けてあげたいなという思いで、（メダルを）掛けて写真を撮った」と思いを語った。

　さらに、中京学院大学時代の監督や後輩へ向けては、「僕は身体も小さいし、岐阜に田舎というなかなか有名ではないところでプロに入った。諦めなければ必ず叶うと思いますので、頑張って欲しい」と熱いエール。今大会で見せつけた戦いぶりは、観るものの記憶に焼き付いたはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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