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大谷翔平に放送禁止用語で吠えたベテラン右腕が“呪い”に!? 米球界で話題となるレッドソックスの不振

THE DIGEST編集部

2021.08.12

大谷(左)との対決に興奮して放送禁止用語を叫んだオッタビーノ(右)。しかし、それ以降、彼の成績は……。(C)Getty Images

大谷(左)との対決に興奮して放送禁止用語を叫んだオッタビーノ(右)。しかし、それ以降、彼の成績は……。(C)Getty Images

 遡ること約1か月前。日米双方のファンや識者の間で物議を醸した騒動があった。

 事の発端となったのは、7月5日(現地時間)にエンジェル・スタジアムで行なわれたロサンゼルス・エンジェルス対ボストン・レッドソックスでのワンシーンだ。
【動画】大谷翔平に「クソ野郎!」。レッドソックス右腕の暴言シーンはこちら

 レッドソックスが1点をリードした9回裏2死1、2塁。一打サヨナラの大ピンチでマウンドに立ったアダム・オッタビーノは、気迫のこもった投球で、打席に立ったエンジェルスの大谷をセカンドゴロに打ち取る。すると、35歳の右腕は、「誕生日おめでとう! クソ野郎!」と放送禁止用語で吠えたのだ。

 同日に誕生日を迎えていた大谷への発言は、試合後にクローズアップされ、SNSなどでオッタビーノには非難が殺到。それに対して、35歳のベテランリリーバーは、「気持ちというか情熱が前に出てしまった。ショウヘイのことを悪く言うつもりなんてなかったんだよ。何より僕は彼の大ファンだからね。でも、あの試合の僕は良いピッチングが出来てなくて、審判の判定や自分自身にもムカついていた」と弁明した。

 さらに「僕としては『誕生日なんてやらせねぇ! 抑えてやったぞ』ってつもりで言ったんだ。彼に向けたものじゃない」とも語ったオッタビーノ。しかし、一連の説明後も騒動は波紋を広げたのだった。
 
 それから時が経ち、オッタビーノの言動がふたたび話題となっている。というのも、大谷に対する発言以降、レッドソックスは12勝18敗と負け越し。アメリカン・リーグ東地区で優勝を争うタンパベイ・レイズからも4ゲーム差と後退し、オッタビーノ自身も不振に喘いでいるからである。

 米専門メディア『Fan Graphs』によれば、例の一件以降で、彼の防御率は7.36と低調な数字に……。さらに与四球率も3.27とお世辞にも「抜群の安定感がある」とは言い難い内容なのだ。

 こうした現状には現地ファンやメディアも反応。ツイッターでは、「レッドソックスの崩壊はオオタニを混乱させようとしたオッタビーノが、野球の神々を怒らせたからだ」や「オッタビーノの呪いだ」といったコメントが散見。そして、地元メディア『Boston.com』も「驚くほど短期間で我々のチームはメジャーで最悪のチームになった。いまや安泰だったはずのプレーオフ進出すら危うい」と危機感を募らせた。

 もちろん大谷に対する言動が、不振の直接的な理由ではない。とはいえ、前半戦は首位を快走していたレッドソックスだけに、明らかな低迷を目の当たりにしたファンが何かのせいにしたがるのはやむを得ないか。

構成●THE DIGEST編集部

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