まさに一球入魂。気迫のこもったボールが日本記録を打ち破った。
驚きの投球が披露されたのは、8月13日に東京ドームで行なわれた巨人対中日の一戦だ。2点リードの9回に登板した巨人のチアゴ・ビエイラは、1死無塁の場面で、相手代打のアリエル・マルティネスにフルカウントからの7球目に渾身の4シームを投げ込む。惜しくもファウルで逃げられたものの、電光掲示板には日本最速となる「166キロ」の文字が表示され、球場をどよめかせた。
その後、ビエイラは淡々と2アウトを奪って試合を締めくくったが、球史に残る剛速球はやはり話題となった。そして、剛腕が放った快速球の一報は海を越え、"野球の本場"アメリカにも伝わった。
米野球専門メディア『Call To The Pen』は、これまで日本球界最速だったのが、2016年10月の大谷翔平(日本ハム)と今年6月のロベルト・コルニエル(広島)の165キロだったと報じたうえで、次のようにビエイラを評した。
「アメリカから日本へ渡ったビエイラが日本のプロ野球で活躍している。彼はオオタニの持っていた記録を破り、NPB史上で最速のスピードボーラーとなった」
続けて同メディアは、シアトル・マリナーズとシカゴ・ホワイトソックスでプレーしたビエイラのキャリアを紹介。そして「彼は日本で成功を掴もうとしている」と記した。
「ビエイラはメジャーリーグにおいて持続的な成功を掴めなかった。マリナーズとホワイトソックスに在籍した3年間では、25.2イニングを投げて防御率は7.36。そんな彼は日本で多くのチャンスが得られると海を渡り、ついには印象的なスピードボールで自分が何者であるかを証明した。正直に言えば、周囲の予想よりも活躍に時間を要した感はあるが、ついに巨人との契約の意味を周囲に示し始めた」
28歳と年齢は決して若くない。それでも、24試合連続無失点中の現在の絶好調ぶりから、メジャー復帰の可能性も囁かれている。日夜、各国の移籍情報も発信している『Call To The Pen』は、最後にこう結んだ。
「いまだ粗削りながら、彼は原石としてのポテンシャルを発露している。ブルペンスタッフに課題を抱えるチームが、このオフシーズンに興味を寄せるかもしれない。メジャーリーグで成功を得るため、戻ってくる可能性は十分にある」
構成●THE DIGEST編集部
【動画】巨人の守護神ビエイラが投じた166キロの剛速球はこちら
驚きの投球が披露されたのは、8月13日に東京ドームで行なわれた巨人対中日の一戦だ。2点リードの9回に登板した巨人のチアゴ・ビエイラは、1死無塁の場面で、相手代打のアリエル・マルティネスにフルカウントからの7球目に渾身の4シームを投げ込む。惜しくもファウルで逃げられたものの、電光掲示板には日本最速となる「166キロ」の文字が表示され、球場をどよめかせた。
その後、ビエイラは淡々と2アウトを奪って試合を締めくくったが、球史に残る剛速球はやはり話題となった。そして、剛腕が放った快速球の一報は海を越え、"野球の本場"アメリカにも伝わった。
米野球専門メディア『Call To The Pen』は、これまで日本球界最速だったのが、2016年10月の大谷翔平(日本ハム)と今年6月のロベルト・コルニエル(広島)の165キロだったと報じたうえで、次のようにビエイラを評した。
「アメリカから日本へ渡ったビエイラが日本のプロ野球で活躍している。彼はオオタニの持っていた記録を破り、NPB史上で最速のスピードボーラーとなった」
続けて同メディアは、シアトル・マリナーズとシカゴ・ホワイトソックスでプレーしたビエイラのキャリアを紹介。そして「彼は日本で成功を掴もうとしている」と記した。
「ビエイラはメジャーリーグにおいて持続的な成功を掴めなかった。マリナーズとホワイトソックスに在籍した3年間では、25.2イニングを投げて防御率は7.36。そんな彼は日本で多くのチャンスが得られると海を渡り、ついには印象的なスピードボールで自分が何者であるかを証明した。正直に言えば、周囲の予想よりも活躍に時間を要した感はあるが、ついに巨人との契約の意味を周囲に示し始めた」
28歳と年齢は決して若くない。それでも、24試合連続無失点中の現在の絶好調ぶりから、メジャー復帰の可能性も囁かれている。日夜、各国の移籍情報も発信している『Call To The Pen』は、最後にこう結んだ。
「いまだ粗削りながら、彼は原石としてのポテンシャルを発露している。ブルペンスタッフに課題を抱えるチームが、このオフシーズンに興味を寄せるかもしれない。メジャーリーグで成功を得るため、戻ってくる可能性は十分にある」
構成●THE DIGEST編集部
【動画】巨人の守護神ビエイラが投じた166キロの剛速球はこちら