高校野球

専大松戸、センバツ準V・明豊から甲子園初勝利!エース深沢も11奪三振完封と圧巻の投球

THE DIGEST編集部

2021.08.16

終始流れをつかんだ専大松戸。エースの深沢もセンバツ準Vの明豊打線相手に見事な投球を見せた。写真:塚本凛平(THE DIGEST写真部)

 第103回全国高校野球選手権大会は、8月16日で大会4日目。第2試合で専大松戸vs明豊の対決が行われ、専大松戸が6対0で勝利した。

 明豊の先発は、センバツ準優勝投手の京本真。だが、専大松戸は臆することなく初回から攻め立てる。1死から2番の苅部力翔がスリーベースで出塁すると、京本のワイルドピッチでまず先制。さらに3番の石井詠己と4番・奥田和尉が連打で一、三塁とした後、ダブルスチールを仕掛けてさらに2点目を挙げる。

 さらに専大松戸は、4回先頭の横山瑛太が四球で出塁したのをきっかけに追加点。犠打と進塁打でランナーを三塁へ進めると、1番の吉岡道泰がチェンジアップを捉えてライトへタイムリーヒットを放ち、スコアを3対0とさらに突き放した。
 

 明豊はその直後の5回表、2死満塁のチャンスを作るも無得点に終わった。直後に京本に代わって財原光優をマウンドに挙げるも、専大松戸側に傾いた流れはなおも止まらず、5番の大森駿太朗が2死からのタイムリーでさらに1点を追加した。

 7回には明豊が巨人の太田龍の弟、太田虎次朗を投入するも、専大松戸は1死三塁から6番・山口颯大がセンターへの特大犠牲フライを打って5点目。さらに8回には、明豊の1年生右腕・森山塁から石井がセーフティスクイズ(記録上はフィルダースチョイス)を決め、6点目を挙げた。

 最後はここまで明豊を無失点に抑えてきた専大松戸のエース、深沢鳳介が9回も無失点に抑え、実に11三振を奪っての完封勝利。同校の初夏通じて甲子園初勝利を最高の形で飾った。

構成●THE DIGEST編集部


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