今季の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)のプレーでやはり目を引くのは、圧倒的な打力だ。打率こそ.269だが、本塁打は両リーグトップの41本。さらに89打点(メジャー4位タイ)、OPS1.002(メジャー2位)、19盗塁(メジャー5位)といずれもリーグ屈指のハイアベレージをたたき出している。
【動画】強打者を翻弄する大谷翔平の「消えるスプリット」はこちら
しかし、二刀流の“もう一本”が劣るかと言えば、そうではない。直近のボルティモア・オリオールズ戦では3被弾4失点と打ち込まれたが、今季は渡米後自己最多となる8勝をマーク。さらに後半戦に入った7月以降の成績に絞れば、45イニングで防御率2.20、与四球率は0.80と驚異的なスタッツを記録している。
MLB投手にとって「最高の名誉」と言われるサイ・ヤング賞の受賞すらもささやかれている。この事実が何よりも大谷のピッチングの凄さを物語るのかもしれない。
無論、現地メディアでも彼の投球には称賛が相次いでいる。米老舗誌『Baseball America』は、大谷について「MLBの歴史でも比類なき選手だ」と絶賛。そのうえで“あの伝家の宝刀”をクローズアップした。
「オオタニの速球は、それだけではメジャーのなかで特筆すべきものではないかもしれない。だが、スプリットが合わされば、重要度を増す。落差の大きいそのボールは、打者の手元までは速球のように見えるのに、突然消える。相手にとってみれば、壊滅的な変化球だ」
幾多の強打者を手玉にとってきた。その凄みを目の当たりにしたマーカス・セミエン(トロント・ブルージェイズ)は同誌の取材で、こう証言した。
「彼(大谷)が良いときは、本当にテーブルから物が落ちるみたいに落ちるんだよ。間違いなく優れたボールだよ。あれに最速100マイル(約160キロ)のフォーシームが彼にはあるから、バッターからしてみれば、問題以外の何ものでもないよ」
世界の猛者たちを翻弄する大谷の“伝家の宝刀”スプリット。その切れ味は多士済々のメジャーにおいても傑出しているようだ。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
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しかし、二刀流の“もう一本”が劣るかと言えば、そうではない。直近のボルティモア・オリオールズ戦では3被弾4失点と打ち込まれたが、今季は渡米後自己最多となる8勝をマーク。さらに後半戦に入った7月以降の成績に絞れば、45イニングで防御率2.20、与四球率は0.80と驚異的なスタッツを記録している。
MLB投手にとって「最高の名誉」と言われるサイ・ヤング賞の受賞すらもささやかれている。この事実が何よりも大谷のピッチングの凄さを物語るのかもしれない。
無論、現地メディアでも彼の投球には称賛が相次いでいる。米老舗誌『Baseball America』は、大谷について「MLBの歴史でも比類なき選手だ」と絶賛。そのうえで“あの伝家の宝刀”をクローズアップした。
「オオタニの速球は、それだけではメジャーのなかで特筆すべきものではないかもしれない。だが、スプリットが合わされば、重要度を増す。落差の大きいそのボールは、打者の手元までは速球のように見えるのに、突然消える。相手にとってみれば、壊滅的な変化球だ」
幾多の強打者を手玉にとってきた。その凄みを目の当たりにしたマーカス・セミエン(トロント・ブルージェイズ)は同誌の取材で、こう証言した。
「彼(大谷)が良いときは、本当にテーブルから物が落ちるみたいに落ちるんだよ。間違いなく優れたボールだよ。あれに最速100マイル(約160キロ)のフォーシームが彼にはあるから、バッターからしてみれば、問題以外の何ものでもないよ」
世界の猛者たちを翻弄する大谷の“伝家の宝刀”スプリット。その切れ味は多士済々のメジャーにおいても傑出しているようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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