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MLB

「オオタニは普通じゃない!」大谷翔平の“異次元”さに米スカウトらが驚嘆「A-Rodやボンズを彷彿とさせる」

THE DIGEST編集部

2021.08.27

今季のMLBで歴史的な快進撃を見せている大谷(中央)。その存在はボンズ(左)やロドリゲス(右)ら球史に残るスラッガーとも比較される。(C)Getty Images

今季のMLBで歴史的な快進撃を見せている大谷(中央)。その存在はボンズ(左)やロドリゲス(右)ら球史に残るスラッガーとも比較される。(C)Getty Images

 現地時間8月26日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたボルティモア・オリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場。初回の第1打席に今季41号となるソロ本塁打を放った。
【動画】一振りで決めた! ルースの生地で放った大谷翔平の豪快41号はこちら

 チームはジョー・マッドン監督が「なんとか立て直さないといけない」と語った投手陣が打ち込まれて敗れた。それだけに大谷が初回に放った自身7試合ぶりの一発は、エンジェルスにとっては数少ない見どころでもあった。

 この41号で、本塁打王争いの2位につけるブラディミール・ゲレーロJr.とは5本差だ。いまだ単独トップを維持する27歳のサムライは、シーズンが佳境を迎えるなかで存在感を強めつつある。

 渡米4年目の今季は異彩を放ち続けてきた。とりわけ打撃成績は圧巻で、先述の本塁打数に加えて、89打点、OPS1.002といずれもメジャートップレベルのそれを維持してきた。

 あの“野球の神様”ベーブ・ルースがやってのけた二桁本塁打・二桁勝利も目前に迫っている。そんな大谷には、鵜の目鷹の目のメジャースカウト陣も舌を巻いている。

 現地時間8月24日に米老舗専門誌『Baseballl America』は、「クレイジー、信じられない、異次元。ショウヘイ・オオタニを無類の存在にさせる巨大すぎるツール」と銘打った記事を掲載。そのなかで、実際に幾多の逸材を見出してきたスカウトの評価を紹介している。

「とくに彼のパワーはファウルからして違う。爆発的なファウルボールになるんだよ。また、彼のパワーに関してはピッチングも含めたあらゆる分野で分析しなければいけない。まったくクレイジーなことだと思うね。普通ではないよ」
 
 また、長年にわたってアメリカン・リーグで幹部を務めているという匿名男性は、大谷を「傑物だ」と褒めちぎった。

「オールドスクールと言われるかもしれないが、ディオン・サンダースやボー・ジャクソンを見ているかのようだね。現代野球でいえば、A-Rod(アレックス・ロドリゲス)やバリー・ボンズに近いのかもしれない。パワーとスピードを兼ね備えるオオタニは、彼らのような異次元の選手たちを彷彿させるんだよ。身体は大きくて、強い。それなのに信じられないほどのスピードで塁間を走り回る。まったくもって別の何かだ」

 誰もが「夢のようだ」と思ってきた異次元の活躍を“リアル”で魅せ続けている。そんな大谷には、目の肥えた野球関係者でさえも圧倒されているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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