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満塁弾2本を含む5戦4発と量産! オールスターで大谷翔平の100マイルに「夢のよう」と語った捕手ペレスが“新たなライバル”に!?

THE DIGEST編集部

2021.08.28

怒涛の勢いで本塁打を打ちまくるペレス(右)。大谷(左)を追い上げるスラッガーはMLB史に残る記録も作ろうとしている。(C)Getty Images

怒涛の勢いで本塁打を打ちまくるペレス(右)。大谷(左)を追い上げるスラッガーはMLB史に残る記録も作ろうとしている。(C)Getty Images

 今季開幕から快進撃を続けてきた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。彼が放った41本塁打は目下、メジャートップの数字だ。しかし、トップの座を奪おうと猛烈な勢いで迫るスラッガーがいる。カンザスシティ・ロイヤルズの正捕手、サルバドール・ペレスだ。

 31歳の名手が見せる後半戦の勢いは凄まじい。7月13日のオールスター以降、ペレスは15発と本塁打を量産。現地時間8月27日のシアトル・マリナーズ戦では、野茂英雄の相棒としても名を馳せたマイク・ピアッツァ(ドジャース)以来となる2試合連続満塁アーチをマーク。今季の通算数を「36」として、アメリカン・リーグのランキングでもブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)に並んだ。

 大谷がここまで後半戦8本とややペースダウンする一方で、直近5試合で4発と猛追するペレス。いまやアメリカン・リーグ史上初となる、捕手による40号達成も目前だ。

 文字通り歴史的な快進撃を見せるペレスの存在を、今夏のオールスターで認知したという人も少なくないだろう。“リアル二刀流”で先発マウンドに立った大谷とバッテリーを組んでいたからだ。
 
 世界が注目した夢の舞台で“偉才”の100マイル(約160キロ)を受けた当代屈指の名捕手は、興味深いコメントを残していた。

「オオタニはいま、リーグで最高の選手のひとりだ。ホームランを打って、盗塁もできる。投げては、スピードボールだけじゃなくて、スライダーもスプリットもカーブもすごい。彼のボールを受けるのは本当に夢のような出来事だった。僕らは上手くいけば、オールスターでこうしてバッテリーを組む機会が増えるかもしれないね。でもやっぱり彼とは対戦するよりも、ボールを受けるほうがいいね(笑)」

 サムライへの賛辞を惜しまないペレス。彼が、本塁打王争いはもちろん、MVP争いにも参戦する可能性はゼロではない。それほど、現在の快進撃は尋常ではない。大谷にとっては“新たなライバル”の登場とも言えそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】バックスクリーンへの特大弾! ペレスが放ったピアッツァ以来の満塁アーチはこちら
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