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大谷翔平50本塁打の可能性は?米ライター陣の意見は対立「明らかに疲労の兆候」「再び勢いづけばありうる」

THE DIGEST編集部

2021.08.29

現在41本塁打の大谷。50本の大台に乗せ、記録ずくめのシーズンを締めくくることが出来るだろうか。 (C) Getty Images

 現在ア・リーグ1位の41本塁打を放っているエンジェルス・大谷翔平。数々の記録を打ち立てた今シーズンの結末を、米メディアが予想している。

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 米放送局『CBS Sports』は「オオタニは50本塁打を達成できるか」というテーマで特集を掲載。4人のライターがそれぞれ独自の見解を発表した。
 
 達成を可能、不可能と考えるライターがそれぞれ一人ずつ。残る2名は明言を避け、見守る姿勢を見せた。
 
 明確に否定的な立場を示したのはデイン・ペリー氏。7月から8月にかけて本塁打数が減少したというデータを示し、このペースでは届かないとの持論を展開した。

 その他にも、「シーズンが進むとともに、明らかに疲労の兆候を見せている」(マット・スナイダー氏)、「チームは疲労を心配し、プレーオフを逃したら休養を増やすかもしれない」(R.J.アンダーソン氏)といった慎重な意見も。二刀流による疲れと出場機会の減少が大台到達の障壁になるのでは、との指摘が続いた。
 
 一方で、スナイダー氏は大谷のポテンシャルを評価し、「6月には81打席で13発放っているだけに、再び勢いづくことがあれば到達はありうる」と、最盛期のペースに戻せば可能性が出てくるとした。

 唯一、達成可能と断言したのがマイク・アクシーサ氏だ。その理由として、「エンジェルスは疲労回復のために投手の仕事量を減らすだろう」と打者として出場を継続できると予想した。また、エンジェルス戦の被本塁打が多いレンジャーズとの対戦を6試合残しているという日程面も、達成を後押しすると述べている。
 
 有識者の間でも意見が分かれる本塁打数の行方。大谷は数々の否定的な声を覆してきた実績があるだけに、今回も再びバットを燃え上がらせ、ぜひとも大台に乗せて欲しいところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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