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MLB

「確かにいい打者だが」39戦16発と本塁打王争いで猛追するペレス。“歩かされる”大谷翔平との明らかな違いとは?

THE DIGEST編集部

2021.08.30

打撃好調のペレス(左)は、本塁打数トップに立つ大谷(右)に迫っている。その打棒に注目が集まっている。(C)Getty Images

打撃好調のペレス(左)は、本塁打数トップに立つ大谷(右)に迫っている。その打棒に注目が集まっている。(C)Getty Images

 球界屈指の名捕手の勢いが止まらない。

 現地時間8月28日、カンザスシティ・ロイヤルズのサルバドール・ペレスはシアトル・マリナーズ戦に「3番・DH」で先発出場。5回にレフトスタンドへ4試合連発となる37号2ランを放った。
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 今季の本塁打王争いの激しさは周知の通りだ。トップには41本を放っている大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が君臨。それをブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)が追う展開となっていた。

 しかし、ペレスが猛烈な勢いで追い上げているのだ。今月25日のヒューストン・アストロズ戦で34号ソロを放つと、26日と27日のマリナーズ戦では球団史上初となる2試合連続満塁ホームランを記録。さらに先述の一発を加えると、直近4試合で4本目。さらに後半戦39試合で16発目の大暴れである。

 ついに単独2位に浮上し、大谷の背中も射程圏に捉えた。そんなペレスの打撃を興味深い観点から分析する者もいる。米データサイト『Fan Graphs』のデバン・フィンク記者は、「サルバドール・ペレスは確かにいい打者だ」と前置きしたうえで、こう論じている。

「だが、彼の四球の少なさは常にその価値を制限させるものだ。たとえば、フアン・ソトは、過去173試合でペレスのキャリア通算数よりも多く歩かされている」
 
 今季のペレスの打率は.275。だが、読みの鋭い捕手らしくストライクゾーンのコンタクト率は83.1%だ。一方でボールゾーンのコンタクト率は56.3%と好球必打を徹底しているとも言える。とはいえ、彼が勝負を避けられる場面が少ないのは紛れもない事実である。これは大谷と比べても一目瞭然である。

『Fan Graphs』のデータによれば、今季のペレスが歩かされた数は19。四球率もわずかに3.6%なのに対し、大谷は66と13.0%。いずれも大きく上回っているのだ。ちなみにゲレーロJr.は71で13.1%だ。

 繰り返しになるが、ペレスの打力が全くないというわけではない。しかしながら、大谷やゲレーロJr.よりも多く勝負を選択されており、本塁打を打つ“機会”に恵まれていると言えそうだ。

 打点数も92として大谷を抜き去っている。文字通り絶好調のペレスは、このまま本塁打王争いでもトップに躍り出るのか――。シーズンも佳境に入り、スラッガーたちの争いから目が離せなくなっている。

構成●THE DIGEST編集部
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