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「オオタニは気をつけろ!」ペレスの猛追で大谷翔平のMVP受賞も揺らぐ!? 現地では論争も「どう考えてもライバルはいない」

THE DIGEST編集部

2021.09.06

今夏のオールスターではバッテリーも組んだ大谷(左)とペレス(右)。この両雄が本塁打王争いでデッドヒートを繰り広げている。(C)Getty Images

 アメリカン・リーグの本塁打王争い、ひいてはMVPの行方が熾烈を極めている。

 目下、本塁打王争いのトップに君臨しているのは、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平だ。開幕から二刀流で快進撃を続ける27歳は、打率こそ.260ながら、本塁打数は43本、93打点、OPS.977といずれもハイアベレージをマーク。さらに防御率2.97で9勝という投球成績も残す天才は、MVPレースでもトップに位置していると見られている。
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 そんな大谷に猛烈な勢いで迫っているのが、カンザスシティ・ロイヤルズのサルバドール・ペレスだ。この強肩強打の31歳は、現地時間9月4日のシカゴ・ホワイトソックス戦では2本塁打をマーク。あのマイク・ピアッツァらに続く捕手でのシーズン40号を達成した。

 現地時間9月5日のホワイトソックス戦でも41号を放ち、後半戦に入ってから20発だ。ますます勢いを加速させているベネズエラ人捕手は、MVP獲得レースにも影響を与えるのか。4日の試合後には、あるツイートが物議を醸した。発端となったのは、ワシントンで発行されているラテン系の日刊紙『El Tiempo Latino』のイグナシオ・セラーノ記者のツイートだ。
 
「ショウヘイ・オオタニ、気をつけろ! サルバドール・ペレスは十分に準備ができているぞ。彼はすでにシーズン40本塁打とベネズエラ人史上8番目の本塁打数を残している。彼は間違いなくエリートリストに入る」

 これに対して、一部の記者が反論。ペレスの母国ベネズエラの公共放送局『RCTV』のオスカル・エンリケ氏は、セレーノ記者に言い返してみせた。

「サルバドール・ペレスが今シーズンに達成したことは誇らしく、感心するものだ。しかし、オオタニはバッティングのピッチングの両方で違いを生み出している。MVPの獲得レースにはどう考えてもライバルはいないように思える」

 ペナントレースの終了まで約1か月を切った。個人タイトルを巡る争いは、より注目度を増していくだろう。そのなかで大谷を筆頭にしたMVPに関する様々な論争は激しさを増していきそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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