専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

大谷翔平との対決は「楽しくはない」。ダルビッシュ有がパドレス地元紙で語った“本音”「身体はいつも心配している」

THE DIGEST編集部

2021.09.08

MLB屈指のスラッガーとなった大谷(右)。この偉才との直接対決に向け、ダルビッシュ(左)がやる気を漲らせている。(C)Getty Images

MLB屈指のスラッガーとなった大谷(右)。この偉才との直接対決に向け、ダルビッシュ(左)がやる気を漲らせている。(C)Getty Images

 大注目のサムライ対決が、現地メディアでも話題となっている。現地時間9月8日にペトコ・パークで行なわれるサンディエゴ・パドレスとロサンゼルス・エンジェルスの一戦だ。
【動画】まさに完璧! 大谷翔平の最新アーチはこちら!

 パドレスの先発予定はほかでもない、エースのダルビッシュ有。直近5試合で4敗、防御率7.77と苦しんでいるベテラン右腕だが、MLBを代表するスラッガーへと成長を遂げた大谷翔平との対決は、やはり負けられない。

 今季の大谷の快進撃は周知の通りだ。前人未到の二刀流として話題を振りまいてきた「和製ベーブ・ルース」が、今季ついに“覚醒”。43本塁打はメジャートップ、二桁勝利まであと1勝という衝撃的なパフォーマンスを披露している。

 そんな偉才との対決に向け、日本ハムの先輩でもあるダルビッシュのモチベーションも高まる一方だ。パドレスの地元紙『San Diego Union Tribune』の取材に応じた35歳は、「野球の歴史の中で、ここまで真剣に(二刀流に)取り組んだ人はいないと思う」と大谷を称えつつ、心身にかかる負担の大きさを気にかけた。

「彼には投手と打者の両方をやれる能力がある。それが驚異的なのは間違いないが、彼の身体のことはいつも心配している。投手としてだけでもフルシーズンを戦うのはきつい。それなのに彼は毎日DHでプレーしながら、7~8日に一度はピッチングをしている。それって身体に相当なストレスがあると思う。普通の2倍以上は感じているはず」
 
 あらためて、大谷の凄みを強調したダルビッシュ。だが、そう容易く負けるつもりなどない。「彼との対戦は楽しみ」と語ったうえで、こう続けた。

「スカウティングレポートをじっくり見る必要がある。対戦は心待ちにしているけど、楽しくはない。6、7回を投げて、勝つ必要もあるので」

 パドレスの本拠地で行なわれる明日の一戦は、DH制ではない。そのため、大谷は代打での出場が予想されている。はたして、ダルビッシュとの注目の対決は実現するのか。日本が誇る両雄のパフォーマンスに、世界中から熱い視線を注がれる。

構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号