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“野球不毛の地”にも大谷翔平の名は轟く! 英高級紙が「日本人の可能性を27歳で証明した」と大絶賛

THE DIGEST編集部

2021.09.18

歴史的な二刀流で快進撃を続けてきた大谷。この日本人スラッガーの名は世界規模で認知されはじめている。(C)Getty Images

 MLBのレギュラーシーズンが佳境を迎えるなか、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)への評価は、確固たるものとなっている。

 今季の成績は非の打ちどころがない。打っては44本塁打(リーグ3位)、94打点(同10位)、23盗塁(同4位)とハイアベレージをマーク。投げても渡米後自己最多となる115.1イニングを消化して9勝(2敗)という堂々たる内容だ。
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 勤続疲労の影響から直近1か月は不振が指摘されている。それでも、近年の野球界で誰ひとりとして挑戦してこなかった二刀流を貫き、前人未到の領域へと歩みを進める男への声価は高まる一方である。

 いまやその名は海を越えて轟く。現地時間9月16日に英高級紙『The Guardian』は「100マイル(約161キロ)のファストボールや450フィート(約137メートル)のホームランをなぜショウヘイ・オオタニは問題としないのか」と銘打ち、特集記事を掲載。まずはメジャー挑戦初年度(2018年)の米球界における評価を紹介した。

「いまや、最速101マイル(約163キロ)の速球を投げ、同じ試合で450フィートの本塁打を同じ試合で記録できる男、ショウヘイ・オオタニは、アメリカに挑戦した時からずば抜けて評価が高かったわけではない。当時はアメリカでの冒険をマイナー・リーグでスタートさせるというアイデアもあったほどだ。現在に至っては酷いプランだと言えるが、3年前の時点で専門家たちは『オオタニは結果に結びつかない』と考えていた」
 
 たった3年で飛躍的な進化を遂げ、すっかりスポーツ界のアイコンとなりつつある。そんな大谷の活躍を同紙は、「結果の裏には、彼の持つ強靭さ、洗練された技術、創造力、勤勉さが合わさっている」と分析し、次のように称えた。

「オオタニは新たな文化に順応したり、最高峰の舞台でMVP候補になり、日本人の可能性を証明した。わずか27歳にして、ほとんどのアスリートができないような圧倒的な活躍を示している」

 サッカーやクリケット、ラグビーがポピュラーな英国。そんな野球不毛の地にさえ、「ショウヘイ・オオタニ」の名はごく当たり前のように聞かれるようになっている。まさに異次元の活躍ぶりを如実に示す事実だろう。

構成●THE DIGEST編集部
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