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MLB

「あいつがやってることはあり得ない!」“史上最強の指名打者”オルティスが大谷翔平を大絶賛!「不可能だ」

THE DIGEST編集部

2021.08.26

球界を代表するパワーヒッターとして名を馳せたオルティス(右)。現在の大谷(左)の活躍は彼の目にどう映るのか?(C)Getty Images

球界を代表するパワーヒッターとして名を馳せたオルティス(右)。現在の大谷(左)の活躍は彼の目にどう映るのか?(C)Getty Images

 渡米4年目、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)はメジャーリーグという檜舞台で大フィーバーを巻き起こしている。一挙手一投足でファンやメディアを夢中にさせるサムライは、米球界のレジェンドにとっても垂涎の的だ。

 元ボストン・レッドソックスのデイビッド・オルティスは、現地時間8月25日に更新された自身のポッドキャスト番組『Call Him Papi』に出演。ゲストとして登場したフェルナンド・タティスJr.(サンディエゴ・パドレス)とともに大谷について語った。

 今季の大谷は凄まじい。とりわけ打撃はもはやワールドクラスの域にあり、両リーグトップの40本塁打に加え、打点(88)やOPS(1.003)もハイアベレージ。さらに18盗塁をマークし、快速ぶりも見せつけている。

 ピッチングも加味すれば、もはや欠点はない。そんな27歳の天才スラッガーに、オルティスも賛辞を惜しまない。MLB通算541本塁打を放ち、「史上最強の指名打者」として名高い大砲は、「彼(大谷)がやってることって、あり得ないと思うわないか?」と切り出し、自身の経験に基づいた持論を展開した。

「ここで野球選手の基本的なルーティーンについて話したい。とくに野手の場合は、ハッキリ言って、24時間あっても準備時間は足りない(笑)。まずは早い時間にフィールドでコンディショニングだ。それからトレーナー室でケアしてもらい、次にジムに行き、ケージに行き、最後にフィールドで練習。これにプラスして対戦カードごとにミーティングがある。

 それも打者と投手のミーティングは別の部屋でやるんだよ。『こう攻めよう』『こう守ろう』『サインはこれだぞ』とかね。とにかくやることは山のようにある。それを考えたらオオタニのやっていることはあり得ない。不可能なんだ」
 
 さらにオルティスは、賛辞を惜しまない。

「オオタニっていう男は、打席に立てば軽々と一発を放ち、マウンドに上がれば、打者を三振に切って帰ってくる。本当にミッション・インポッシブルの世界だよ」

 打点王3回、本塁打王1回、さらに3度のワールドチャンピオンを経験した百戦錬磨のスラッガーを、ここまで唸らせる。大谷の持つ才能は、やはり唯一無二と言えそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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