二刀流スターへの“故意死球”を巡り、球界に波紋が広がっている。
【動画】ライトJr.、ラルーサ監督が退場処分…波紋を呼んだ大谷への死球シーンをチェック
問題となっているのは、現地時間9月16日に行なわれたシカゴ・ホワイトソックスとロサンゼルス・エンジェルスの一戦でのワンシーンだ。
後者が6点をリードした9回だった。マウンドに立ったマイク・ライトJr.(ホワイトソックス)の投じた直球が、大谷翔平(エンジェルス)の右ふくらはぎに直撃。審判団はこれを「故意死球」と判断し、投手と不服の抗議に出たトニー・ラルーサ監督を退場処分を下した。
その処分があらためて発表された。現地時間18日、MLBはライトJr.に3試合出場停止と罰金処分。さらにラルーサ監督に1試合の出場停止と罰金処分を下したのである。地元紙『Chicago Tribune』によれば、同日のテキサス・レンジャーズ戦を前に報道陣の前へ現れたラルーサ監督は、「十分に情報が行き渡っていないように思う」と不満を漏らした。
不満を口にするラルーサ監督は故意死球とされたシーンを「我々はメジャーリーグのどのチームよりも死球が少ない。オオタニへの3日間の投球を見てわかるように、プレートの真ん中を避けていた」と回想。「あの1球だけだ。彼に対してずっと同じように投球をしていた」と主張している。
さらに「こちらの選手は3人がぶつけられ、そのうちのひとりは頭だった。(ホセ・)アブレイユなんか19回目の死球だったのに、誰もそのことについて注意を払っていない」と続け、「不公平さにイライラするよ」と今回の処分へ怒りを滲ませた。
ちなみにエンジェルスが9対3で勝利した試合後にジョー・マッドン監督は、「間違いない」と故意死球を断言。「あれは報復だ。我々は分かっているよ」と振り返っていた。
構成●THE DIGEST編集部
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問題となっているのは、現地時間9月16日に行なわれたシカゴ・ホワイトソックスとロサンゼルス・エンジェルスの一戦でのワンシーンだ。
後者が6点をリードした9回だった。マウンドに立ったマイク・ライトJr.(ホワイトソックス)の投じた直球が、大谷翔平(エンジェルス)の右ふくらはぎに直撃。審判団はこれを「故意死球」と判断し、投手と不服の抗議に出たトニー・ラルーサ監督を退場処分を下した。
その処分があらためて発表された。現地時間18日、MLBはライトJr.に3試合出場停止と罰金処分。さらにラルーサ監督に1試合の出場停止と罰金処分を下したのである。地元紙『Chicago Tribune』によれば、同日のテキサス・レンジャーズ戦を前に報道陣の前へ現れたラルーサ監督は、「十分に情報が行き渡っていないように思う」と不満を漏らした。
不満を口にするラルーサ監督は故意死球とされたシーンを「我々はメジャーリーグのどのチームよりも死球が少ない。オオタニへの3日間の投球を見てわかるように、プレートの真ん中を避けていた」と回想。「あの1球だけだ。彼に対してずっと同じように投球をしていた」と主張している。
さらに「こちらの選手は3人がぶつけられ、そのうちのひとりは頭だった。(ホセ・)アブレイユなんか19回目の死球だったのに、誰もそのことについて注意を払っていない」と続け、「不公平さにイライラするよ」と今回の処分へ怒りを滲ませた。
ちなみにエンジェルスが9対3で勝利した試合後にジョー・マッドン監督は、「間違いない」と故意死球を断言。「あれは報復だ。我々は分かっているよ」と振り返っていた。
構成●THE DIGEST編集部
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