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「今までで最高のスプリットだ!」大谷翔平が投じる“魔球”に相手捕手も脱帽!「MVP候補である理由を見せられたよ」

THE DIGEST編集部

2021.09.20

10勝目ならずも8回2失点の快投を見せた大谷。最速159キロの直球に加え、宝刀スプリットも冴え渡った。(C)Getty Images

 日本の偉才に相手捕手も最敬礼だ。

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 現地時間9月19日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦に「2番・投手」で先発出場。打っては2打数無安打の8試合連続ノーアーチに終わった一方、投げては8回2失点の好ピッチングで会場を沸かせた。

 この日は106球の力投を披露した大谷。5、6回をいずれも3人の打者で封じると、7回にはスプリット攻めで相手打線を3者連続三振に奪う。8回は1死満塁のピンチを招きながらも、最速99マイル(約159キロ)の速球で見事無失点。2被弾を喫して勝ちはつかなかったが、堂々の投球内容だった。
 
 自己最多の10奪三振をマークしたこのパフォーマンスには、各方面から称賛の声が絶えない。MLB公式サイトによると、3回に大谷からソロ本塁打を放った相手捕手のヤン・ゴームズも「彼がMVP候補である理由を見せられたよ」と、試合後のインタビューで振り返っているという。

 さらに、大谷の投じる変化球について「今まで見た中でも最も優れたスプリットの一つだ。あれに手を出すのは、かなりハードルが高い」と分析したゴームズ。「必要とされていたとおり、彼は長いイニングを投げた。本当に素晴らしい活躍だね」と絶賛の言葉を送っている。

 試合はエンジェルスが延長戦の末に2対3と敗れ、1918年にベーブ・ルース以来となる「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」はまたもお預けとなった。はたして今季の登板でこの偉業を果たせるか。今後の活躍からも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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