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“本塁打トップ&父超え”のゲレーロJr.を地元放送局が称賛も…MVP本命に大谷翔平をプッシュ!「投打で大きな価値を提供している」

THE DIGEST編集部

2021.09.23

偉大な父の記録をも上回ったゲレーロJr.(左)だが、MVPは大谷(右)か?(C)Getty Images

偉大な父の記録をも上回ったゲレーロJr.(左)だが、MVPは大谷(右)か?(C)Getty Images

 トロント・ブルージェイズが本拠地を構える地元カナダでも、今季のア・リーグMVPは大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)を本命視しているようだ。

 白熱するア・リーグMVP論争の中心人物の一人、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)は、現在46本塁打(MLB1位タイ)、打率.321(MLB1位)、105打点(ア・リーグ4位タイ)でトリプルクラウン(三冠王)達成が視野に入る位置につけている。

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 そんな22歳の怪物は、偉大なの父を持つことで知られている。父ゲレーロは、2004年にア・リーグMVPに輝き、オールスターに9回、シルバースラッガーを8回受賞して殿堂入りした選手。ゲレーロJr.は、そんな父親のシーズンハイ(44本塁打)をもすでに超えており、地元放送局『CBC』は、「ゲレーロJr.が父親を超えてMVP候補になった方法」と銘打った記事を掲載した。

 父は全盛期のモントリオール・エクスポズ(現ナショナルズ)時代、完全にストライクゾーンから外れたワンバウンドのボールや、顔くらいの高さのボールをホームランにするなど悪球打ちで有名な選手だった。
 
 ところが同じパワーヒッターながら、ゲレーロJr.はボール球をスウィングするのは4分の1ほどで、同メディアは「忍耐強いアプローチで、父親よりも頻繁に強いボールで、打球速度95マイル(約152.9キロ)以上を打っている」と評した。その積み重ねによって、MVP候補へと飛躍したのだ。

 しかし、ゲレーロJr.のMVPを阻止する唯一の人物として、同記事では「ショウヘイ・オオタニ」を挙げている。野球の神様と称されたベーブ・ルースを超える“二刀流”で成績を残し、123.1イニングを投げ防御率3.28を保持しながら45本塁打を記録する。これを踏まえた上で、「MVP議論は投打で大きな価値を提供する選手だと容易に答えられる」と本命を大谷とした。

 ライバルチームの地元メディアからもMVPを有力視されるサムライ。果たしてMVPレースは、どの様な結末を迎えるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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