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「ヒリヒリする9月を過ごしたい」大谷翔平がチームの“6年連続負け越し”に本音。偉業は懸けた次回登板は「まだ何も言われていない」

THE DIGEST編集部

2021.09.27

2桁勝利へ3度目の挑戦も届かなかった大谷。試合後の会見で正直な心境を明かしている。(C)Getty Images

 孤軍奮闘を続けてきたサムライは、チームへの本音を隠さなかった。

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 現地時間9月26日、シアトル・マリナーズとの本拠地最終戦に「2番・投手」で先発出場した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。7回1失点10奪三振の好投で球場を盛り上げたものの、またもや打線の援護に見放され、節目の10勝目を飾れなかった。

 この日の大谷は、初回先頭から安打を許すも無失点の立ち上がり。以降4回までは三者凡退と気迫あふれる投球を披露。1死一、二塁ピンチをまねいた5、6回も得点を許さず、7回にジャレッド・ケレニックからソロ本塁打を被弾したものの、最後の112球目は99マイル(約159.6キロ)で空振り三振を奪うなど、大歓声のなかで降板となった。
 
 試合後の会見で大谷は、「最後のホームラン以外は、(走者が)得点圏にいったりしていたけど、よく粘れていた方かなと思う」と投球内容を回顧。今シーズン中の次回登板については「どうですかね。まだなにも言われていないので」と明かした。

 なお、すでにチームは6年連続の負け越しが決定。この状況に対するフラストレーションを問われた大谷は「ありますね、やっぱり」ときっぱり。そして、こう続けた。

「もっと楽しいというか、ヒリヒリするような9月を過ごしたい。クラブハウスの中もそういう会話であふれるような9月を願っているし、来年以降そうなるように頑張りたい」

 中6日ならば、10月3日の今季最終戦となるマリナーズとの試合で登板の可能性もある。はたして、1918年のベーブ・ルース以来となる「二桁勝利・二桁本塁打」をかけた一戦はあるのか。白熱の本塁打争いも含め、残りシーズン一週間の戦いに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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