大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が“今季ラスト登板”で見せたパフォーマンスは、圧巻の一語だった。
現地時間9月26日に行なわれたシアトル・マリナーズとの本拠地最終戦で、今季23試合目の先発登板を果たした大谷は、7回1失点と好投。しかし、打線の援護に見放され、またも勝ちはつかなかった。
目指していた1918年のベーブ・ルース以来となる103年ぶりの「二桁勝利・二桁本塁打」の達成はならなかったが、本拠地最終戦で見せたピッチングは周囲を十分に納得させた。それは7回終了時に球場全体から割れんばかりの「MVPコール」が送られたシーンからも明白だった。
そんなMVP最右翼に挙げられる27歳のサムライは、今季は開幕から二刀流戦士として投打で大フィーバーを起こしてきた。そのなかで投手としては、とりわけ本拠地で異彩を放ってきた。試合後、「オオタニは偉人たちに値する」と伝えた地元放送局『Bally Sports West』は、大谷の今季の本拠地での先発試合の成績が、13試合で6勝0敗、防御率1.95という驚異的な成績であったと報じた。
文字通り球団史に残る安定感だ。1970年以降のホームゲームでシーズン防御率が2.00以下だったのは、ノーラン・ライアン(1972年/1.07)、チャック・フィンリー(1990年/1.63)、フランク・タナナ(1976年=1.72、1975年=1.88)、ジャレッド・ウィーバー(2011年=1.84、2010年=1.86)だけ。いずれもエース級の投手たちばかりである。
球界史全体で見ても凄まじい数字だ。これまで本拠地で13試合以上に先発し、防御率が2.00以下だったのは、以下の5人だけだったのだ。
テックス・ヒューソン(1944年/ボストン・レッドソックス)
オーレル・ハーシュハイザー(1985年/ロサンゼルス・ドジャース)
ケニー・ロジャース(1998年/オークランド・アスレティックス)
ホセ・フェルナンデス(2013年/マイアミ・マーリンズ)
ダラス・カイケル(2015年/ヒューストン・アストロズ)
惜しくもベーブ・ルースの偉業の達成は逃した。だが、今季における「投手・大谷」が球史に残るパフォーマンスを見せていたのは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
現地時間9月26日に行なわれたシアトル・マリナーズとの本拠地最終戦で、今季23試合目の先発登板を果たした大谷は、7回1失点と好投。しかし、打線の援護に見放され、またも勝ちはつかなかった。
目指していた1918年のベーブ・ルース以来となる103年ぶりの「二桁勝利・二桁本塁打」の達成はならなかったが、本拠地最終戦で見せたピッチングは周囲を十分に納得させた。それは7回終了時に球場全体から割れんばかりの「MVPコール」が送られたシーンからも明白だった。
そんなMVP最右翼に挙げられる27歳のサムライは、今季は開幕から二刀流戦士として投打で大フィーバーを起こしてきた。そのなかで投手としては、とりわけ本拠地で異彩を放ってきた。試合後、「オオタニは偉人たちに値する」と伝えた地元放送局『Bally Sports West』は、大谷の今季の本拠地での先発試合の成績が、13試合で6勝0敗、防御率1.95という驚異的な成績であったと報じた。
文字通り球団史に残る安定感だ。1970年以降のホームゲームでシーズン防御率が2.00以下だったのは、ノーラン・ライアン(1972年/1.07)、チャック・フィンリー(1990年/1.63)、フランク・タナナ(1976年=1.72、1975年=1.88)、ジャレッド・ウィーバー(2011年=1.84、2010年=1.86)だけ。いずれもエース級の投手たちばかりである。
球界史全体で見ても凄まじい数字だ。これまで本拠地で13試合以上に先発し、防御率が2.00以下だったのは、以下の5人だけだったのだ。
テックス・ヒューソン(1944年/ボストン・レッドソックス)
オーレル・ハーシュハイザー(1985年/ロサンゼルス・ドジャース)
ケニー・ロジャース(1998年/オークランド・アスレティックス)
ホセ・フェルナンデス(2013年/マイアミ・マーリンズ)
ダラス・カイケル(2015年/ヒューストン・アストロズ)
惜しくもベーブ・ルースの偉業の達成は逃した。だが、今季における「投手・大谷」が球史に残るパフォーマンスを見せていたのは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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