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「オオタニが希望を打ち砕く!」大谷翔平がマリナーズの20年ぶりPO進出を阻む!? 現地メディアも警戒を強める

THE DIGEST編集部

2021.10.01

躍動する若手を中心に快進撃を続けているマリナーズ。彼らの前に大谷(左)が立ちふさがろうとしている。(C)Getty Images

 シアトル・マリナーズが、20年ぶりのポストシーズン進出に向けて快進撃を続けている。

 現地時間9月30日に行なわれたオークランド・アスレティックス戦に4対2で勝利。これで本拠地での3連戦を見事にスイープし、アメリカン・リーグのワイルドカード争いで2位につけるボストン・レッドソックスに0.5ゲーム差に迫った。

 イチローや佐々木主浩を擁して地区優勝を果たしてから20年。マリナーズはポストシーズンとは無縁の道を歩んできた。かき集めた数多のプロスペクトたちがブレイクを果たせぬまま、フェードアウトしていく「黒歴史」を繰り返してきたのだ。

 だが、今季は違った。3年前から大胆な世代交代による抜本的な改革を進めてきたチームは、多くの若手が台頭。「2021年にプレーオフを争えるチームを作る」と語ったジェリー・ディポートGMの目標通りに躍進を遂げた。

 レッドソックスやトロント・ブルージェイズの戦況もかかわってくるが、文字通りプレーオフ進出に向け、あと一歩と迫っている。しかし、そんなマリナーズの前に立ちはだかるのが、異能のサムライ、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。
 
 現地時間10月1日から始まる最終3連戦でエンジェルスと対峙するマリナーズ。当然、今季45本塁打を放つなど、覚醒を遂げた大谷をいかに抑えるかが、カードを優位に戦ううえでの鍵となる。

 現地メディアでも大谷への警戒が強まっている。エンジェルスの専門メディア『Halo Hangout』は、「ショウヘイ・オオタニが、プレーオフ行きに向けたマリナーズの高揚を台無しにする可能性がある」と記し、「今季24度目の先発登板の機会はなくなったが、オオタニがライバルの希望を打ち砕くのは可能だ」と煽っている。

 もっとも前回の対戦(3連戦)でマリーンズは大谷を14打数2安打(6四球=申告敬遠2)と封じ込めている。だが、直近5試合で22打数5安打(打率.333、3三塁打)3打点と復調傾向にあるだけに、やはり手痛い一打を浴びる可能性も小さくない。

 はたして、マリナーズは悲願のプレーオフ進出を決められるのか。球界屈指のスラッガーと化した27歳への対応が注目される。

構成●THE DIGEST編集部

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