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MLB

「MLBはオオタニに与えるよ!」通算555本塁打の強打者ラミレスが個人賞における“不正”を糾弾!「ジーターもおかしかった」

THE DIGEST編集部

2021.09.16

大谷(右)の獲得が有力視されているMVP争い。球界で話題沸騰のテーマについてラミレス(左)が吼えた。(C)Getty Images

大谷(右)の獲得が有力視されているMVP争い。球界で話題沸騰のテーマについてラミレス(左)が吼えた。(C)Getty Images

 アメリカン・リーグのシーズンMVPを巡る論争が白熱するなか、レジェンドの放った言葉が話題となっている。物議を醸しているのは、現地時間9月15日に元ボストン・レッドソックスの主砲マニー・ラミレスがSNS上で明かしたコメントだ。

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)とブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)の一騎打ちの様相を呈している今季のMVP争い。いまや球界で話題沸騰のこのテーマに一石を投じる発言が飛び出した。MLBで通算555本塁打を放った球界屈指の名スラッガーは、ドミニカ・メディア『Z101』でディレクターを務めるエクトル・ゴメス氏のツイッターで、次のように論じたのである。

「我々に対して多くの不正が行なわれたように、MLBはブラッディ・ジュニア(ゲレーロJr.の愛称)にも同じことをするだろうね。間違いなく彼らはオオタニにMVPを与えるよ」
 
 おそらく大谷を嫌ってのコメントではない。かつてラミレスは同記者の取材で「この驚異的な男を目の当たりにできる我々は、神に感謝しないといけない」と絶賛していた。ただ、MLBで酸いも甘いも嚙み分けてきた猛者は横行する“不正”が我慢ならないのだ。

「これまでもMLBには数多くの不正があった。マイク・トラウトはそれに相応しくないにも関わらず、MVPになった。ある年のゴールドグラブ賞を獲ったデレク・ジーターもおかしかった。その年に相応しかったのは間違いなくオマー・ビスケールである。誰もが分かっていたはずだ。要するに彼らがあの少年(ゲレーロJr.)にしたいのは、私たちにしたような不正なんだよ」

 今季の大谷は、ベーブ・ルース以来ともいわれる二刀流で大フィーバーを巻き起こしてきた。打ってはレギュラーシーズンの終盤まで本塁打王争いに参戦し、投げても二桁勝利まで1勝と迫っている。ゆえに数多くの現地記者やOBたちからも、彼のMVP受賞を推挙する声は絶えない。

 そうした情勢下で放たれたラミレスの発言。しばらくは波紋を広げそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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