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「信じられないくらいデカい音が!」MLB最強クローザーから放った大谷翔平の衝撃弾に米記者も指揮官も驚嘆!【Playback“ショウタイム”/本塁打第1号】

THE DIGEST編集部

2021.10.05

相手守護神の速球を叩いた一打は、周囲が驚くほどの打球音を響かせる一発となった。(C)Getty Images

相手守護神の速球を叩いた一打は、周囲が驚くほどの打球音を響かせる一発となった。(C)Getty Images

 2021年のMLBにおいて二刀流で快進撃を続け、文字通り歴史を作った大谷翔平。そんな偉才が放った46本塁打を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る。

 初回は、現地時間4月2日に行なわれたシカゴ・ホワイトソックス戦で放った第1号アーチだ。9回裏に立ちはだかった相手クローザーのリアム・ヘンドリックスの速球を叩いた一打は、今季1本目のヒットでもあった。

記事初掲載:2021年4月3日

【動画】ヘンドリクスの剛速球に快音! 大谷翔平の圧巻ホームランをチェック

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 ポテンシャルの大きさを感じさせる特大の一発だった。

 現地時間4月2日に行なわれたホワイトソックス戦に「2番・指名打者」でスタメン出場したエンジェルスの大谷翔平は、9回裏に今シーズン初ヒットとなる第1号ホームランを放った。

 第1打席に2015年のサイ・ヤング賞投手であるベテラン左腕、ダラス・カイケルから一塁線を破る痛烈なスリーベースヒットを打ったかと思われたが、記録はファーストのエラーとなって初ヒットが幻に。その後は高めの速球を駆使した相手バッテリーの巧妙な攻めの前に、3打席連続で三振を喫していた。

 そして、6対12と大幅にリードされて迎えた9回裏の第5打席だった。今シーズンからホワイトソックスに加入した“メジャー最強”の呼び声も高いクローザー、リアム・ヘンドリクスと対峙した大谷は、外角へやや甘めに投じられた97.3マイル(約157キロ)を一閃。高々と舞い上がったボールは、右中間スタンドへ飛び込む鮮烈な2ランアーチとなった。
 
 チームは8対12で敗れたものの、メジャーにおける日本人歴代ホームラン数で、城島健司氏(元マリナーズ)と3位で並ぶ48本目を放った大谷。その会心の一撃は、173キロという圧巻の打球スピードも含めて、小さくない話題となっている。

 米新興メディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者は、「オオタニはボールを破壊した」と絶賛。さらにMLB公式でも執筆するグレッグ・ビーチャム記者も「信じられない。それくらいにデカい音がした」とヘンドリクスの速球を叩いたミート音に驚嘆した様子だ。

 指揮官も大谷のパフォーマンスには納得の表情を浮かべる。試合後の会見でジョー・マッドン監督は、「なによりも、最初の打席のヒットは間違いなくスリーベースだ。抗議しないといけない」とジャッジへの不満をこぼしたうえで、9回の2ランをこう振り返った。

「ヘンドリクスとショウヘイ。非常に才能に溢れた者同士の対戦だったね。きっとあの一発はショウヘイの自信を高めるに違いない」

 67歳の名将は、先発登板への影響を考慮してオフの予定だった現地時間4月3日に行なわれるホワイトソックス戦での起用についても「ショウヘイは出たがっているし、打ちたがっている」と、先発起用を示唆した。

 レギュラーシーズン2戦目にして早くも快音を響かせた大谷。先発出場が濃厚となった3日の試合でも、その一挙手一投足に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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