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MLB

「誰もが不可能と思っていた」“野球の神”に近づいた大谷翔平の2021年を米メディアが回想!「もはや夢ではなく一例に」

THE DIGEST編集部

2021.10.02

投打で圧巻のパフォーマンスを披露してきた大谷。いまや球界のトップスターと化した偉才を米メディアが絶賛した。(C)Getty Images

投打で圧巻のパフォーマンスを披露してきた大谷。いまや球界のトップスターと化した偉才を米メディアが絶賛した。(C)Getty Images

 MLBのレギュラーシーズンも残り4試合となった。球界屈指のスターたちが様々なドラマを創出してきた1年が一区切りを迎えようとしている。
【動画】米球史に残る痛烈打! 大谷翔平の最新スリーベースヒットをチェック

 今季のMLBを語るうえで欠かせないのが、やはり大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だろう。渡米4年目を迎えたサムライは、開幕から怒涛の快進撃を披露。打っては史上初となる「45本塁打・8三塁打・25盗塁」を達成するなど、様々なメジャー記録を更新。一方、9勝(2敗)を挙げた投球も圧巻で、とりわけ後半戦は、防御率2.84、与四球率1.28という抜群の安定感を誇った。

 惜しくも1918年にベーブ・ルースが記録した「2桁本塁打・2桁勝利」の偉業の達成は持ち越しとなった。しかし、“野球の神様”に近づいた大谷の眩いばかりの輝きは、米球界にかなりの衝撃をもたらしたのは言うまでもない。

 そんな27歳の日本人の出色のパフォーマンスに、あらためて敬意を表する現地メディアも少なくない。米スポーツ専門メディア『Bleacher Report』は、「2021シーズンのMLBから学んだこと」と銘打った特集記事で紹介した9つのトピックの1番目として、「ショウヘイ・オオタニより。二刀流としてのし上がるのは可能だ」とクローズアップした。

「ショウヘイ・オオタニがMLBではベーブ・ルース以来となる真の双方向スターになる可能性は、いまやあまりにもポピュラーな話題となっている」
 
 同メディアは、過去3シーズンにおいて大谷が相次ぐ怪我により、「満足にプレーできていなかった」と分析。そのうえで「誰もが一人の男が45本塁打と防御率3.18を記録するのは不可能だと思っていたが、オオタニはそれをやってのけている。そして『野球史上最も偉大なシーズン論争』への参戦も認めさせている」とまとめた。

 多士済々の球界でも比類なき存在になりつつある大谷。彼の声価は、今後も天井知らずで高まっていきそうだ。なお、同メディアはリポートの最後をこう結んでいる。

「今季のオオタニは、メジャーで二刀流としてスターダムを駆け上がることが、実際に可能であるという、これ以上にない説得力のある概念の実証だった。つまり、彼はもはや将来の二刀流プレーヤーのための『夢』ではなく『一例』になってしまったのだ」

構成●THE DIGEST編集部

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