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「マリナーズに大きなダメージを与えた」大谷擁するエンジェルスの勝利で混沌化!カオスなALワイルドカード争いに現地記者もハラハラ

THE DIGEST編集部

2021.10.02

先制したマリナーズだが逆転負けを喫し、PS争いで1ゲーム差とした。(C)Getty Images

 レギュラーシーズンも大詰めを迎えているMLB。そんな状況下でロサンゼルス・エンジェルスが、20年ぶりのポストシーズン進出を狙ったシアトル・マリナーズを苦しめた。

 熾烈を極めるアメリカン・リーグのワイルドカード争いに参戦しているマリナーズは、残り3試合とした現地10月1日に、ロサンゼルス・エンジェルスとの3連戦初戦で1対2の逆転負けを喫した。

【動画】マリナーズは20年ぶりのPS進出なるか?先制点で盛り上がる様子をチェック

 2回裏、ジャレッド・ケレニックが外角低めの初球をライト奥へと運び先制したマリナーズだったが、直後の3回表には無死一二塁からブランドン・マーシュに左中間に適時二塁打を放たれ1対2と逆転された。その直後、MVP候補と目される相手主砲の大谷翔平を封じたが、得点シーン意外に打線が機能せず……。結局黒星を喫したのだ。

 イチローがメジャーでデビューした2001年以来、ポストシーズンから遠ざかっているマリナーズ。このゲームを終え、ワイルドカードでの出場圏内までの勝率とゲーム差は以下のとおりなった。

ニューヨーク・ヤンキース .569(91-69) +1.0
ボストン・レッドソックス .563(90-70) ―
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シアトル・マリナーズ   .556(89-71) 1.0
トロント・ブルージェイズ .556(89-71) 1.0
 
 この現状を踏まえ、米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者は、「カオスレベル2/5」と未だ混沌としている現状を記すと、米紙『The Washington Post』のチェルシー・ジェーン記者は、「レッドソックスとヤンキースはこれで自分たちの運命をコントロールしている」と報道。マリナーズの敗戦で上位2チームにとっては、余裕が出たと伝えた。

 さらにエンジェルスの地元紙『LA Times』のジャック・ハリス記者は、「エンジェルスのピッチングは本当に良かった」と称えたうえで、「ポストシーズンの望みがあるマリナーズに大きなダメージを与えた」と評した。

 文字通り後が無くなったマリナーズ。残りの2戦で20年越しのポストシーズン出場の切符は掴めるだろうか……。

構成●THE DIGEST編集部

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