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「投手では起こり得ない」パドレスの至宝タティスJr.が快挙達成も、現地記者は「45本塁打+26二塁打+26盗塁」の大谷翔平を激賞!

THE DIGEST編集部

2021.10.03

タティースJr.(右)が30本目の二本塁打をマークするも、現地記者の評価は大谷(左)が高いものとなっている。(C)Getty Images

 目下、ナショナル・リーグのMVP候補となっているフェルナンド・タティースJr.(サンディエゴ・パドレス)が、現地時間10月1日に行なわれたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で今季30本目となる二塁打を放ち、史上13人目の「40HR+30二塁打+25盗塁」以上を達成した。

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 6回の第3打席でこの日初安打を記録し勢いづいた22歳は、8回無死無塁で迎えた第4打席にサブマリン右腕タイラー・ロジャースと対峙すると、見逃せばボールの外角高めの4シームを鮮やかに流し打った。打球がライト線へと点々する間に、タティースJr.は快足を飛ばして一気に二塁へと進んだ。

 パドレスは無得点のままジャイアンツに黒星を喫したが、MVP候補に挙がる男の健闘ぶりには現地記者も賛辞を贈っている。米放送局『CBS Sports』のダニー・ヴィエッティ記者は、「フェルナンド・タティースJr.は、『40HR+30二塁打+25盗塁』以上を達成した13番目の選手になった」と快挙を絶賛。「以前のプレーヤーは少なくとも153試合を要した。タティースJr.は128試合でやってのけたんだ!」と驚きを持って伝えた。

 これに米放送局『Fox Sports』でアナリストを務めるベン・バーランダー氏が反応。タティースJr.以上に今季目を見張る活躍を続けるのは、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だと訴えたのだ。
 
「私の友人ショウヘイ・オオタニは、そのリストの二塁打が4本足りないだけ。投手では起こり得ないことだ」

 ここまで45本塁打、26二塁打、26盗塁である"二刀流戦士"の推挙に、ヴィエッティ記者も「これまででシーズン通して4二塁打以上の投手は恐らくいないことを考えると、私もそれには同意する」と返答した。

 現在MLBのホームランランキングでは、トップのサルバトール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)と3本差の3位につける大谷は、この日は3打数無安打に倒れた。はたして、残り2試合で快音を響かせるだろうか。パドレスの若き至宝の躍動ぶりと同時に、現地記者らも熱視線を注ぐ大谷のパフォーマンスからも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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